2018年06月14日

在職10年

 平成20年6月に私が御所市長に就任してから、ものすごいスピードで10年の歳月が過ぎ去りました。この間、多くの方々に支えていただきながら何とか進んでこられたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。絶対命題の「財政再建」からはじまり、本当にさまざまなことがありました。「新しい御所市に向かって大きな実績を残せた」とは決して思っていません。数々のご批判、激励、お叱り、ご期待をまっすぐに受け止め、在任期間を精一杯務めさせていただこうと、改めて身を引き締めております。更なる叱咤激励の程お願い申し上げます。

 第88回全国市長会総会に出席しました。全国の市区長が集い、さまざまな提言を決議して政府に要望するのが大きな目的です。今年は新たに宮城県相馬市長が会長に選任され、東日本大震災からの復興や原子力問題、防災対策の充実、地方創生や分権型社会の推進、税財源の充実、子ども・子育て問題、小中学校の施設整備、選挙制度改革等を中心とした課題が決議され、地方が抱える諸問題についてさまざまな提言がなされました。また、「ネクストステージに向けた都市自治体の税財政のあり方に関する特別提言」も採択されました。「ネクストステージ」とは、わが国がかつて経験したことのない急激な超高齢・人口減少社会のことで、この問題に起因するさまざまな課題に関して税財源の切り口から改革を提言しています。本市のみならず、日本中の地方が抱える最も大きな問題であり、今後もあらゆる側面から議論が展開されることが予想されます。

 御所市として、この機会に特に昨年の台風で被害を受けた葛城山の復旧等について国会議員の方々に要望をしてまいりました。現在、国では「森林環境税」の準備が進められています。全国民を対象に一律の税を徴収し、森林の環境や産業、治山といった課題を解決する財源に充てる予定です。個人的には、徴収の仕組みづくりは進んでいるものの、どのように解決するかという税の使い方の準備がうまく進んでいないように感じています。現在、日本中の山林は林業の衰退から、手付かずの山林が増え、「山が弱っている」状況にあり、局地的な集中豪雨などに見舞われれば、大きな災害につながりかねません。環境保全、治山などの山林整備、災害対策はもちろん、健康やスポーツ、レジャーでも山林を活用すべきと考えています。自然豊かな金剛山や葛城山等、山々を抱える自治体としてしっかりと訴えていきたいと思います。

posted by 東川 裕 at 15:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月28日

正直こそが常に最高の徳目

 最近、マスコミで毎日のように学生アメリカンフットボールのタックル問題が取り上げられています。個人的な話で恐縮ですが、被害を受けたのが私の学生時代のクラブであり、記者会見していた小野ディレクターとは、2人で学生コーチをしていた同期の友人ということもあって、ずっと注目していました。初めてあのタックルシーンを見た時は、自分の経験の範疇では理解できない、想像を超えた信じられない光景を見たようで、強い憤りを抑えられませんでした。同時に学生時代に目標とし、リスペクトしていたチームの変貌した姿に大きなショックを覚えました。
 冷静に今回の騒動を振り返った時、「ハラスメント」の問題とともに「危機管理」の重要性を改めて強く感じます。学生達の潔い立派な会見、思いやる心を持った会見が、大人としての監督・コーチのまずい会見をさらに際立たせました。一昔前と違い、マスコミやSNSの拡散が大きく影響したことで、今回のようにその対応次第では社会を巻き込んだ議論に発展します。

 今回の騒動から、危機管理について感じるのは、まず何よりもスピード感の重要性です。N大学の異常とも言えるスピード感の無さには、何か他の大きな力を感じずにはいられません。全てが後手に回ることで騒動がより大きいものになり、事態を悪く悪く展開させました。
 2つ目は時系列に沿って起こったことを明確に整理できていないということ。これが選手と監督・コーチの会見の大きな違いであり、説得力の優劣に大きくつながっています。
 そして最後は何といっても「正直、誠実であるか」ということだと思います。その場を何とか凌ごうとか、時にはこんな対応も必要とうそぶかない。難しいことですが、追い込まれた苦しい時こそとことん正直、誠実であるということです。人生訓のようで、私自身もなかなか体現できませんが、いつも自分に言い聞かせています。
 私が市長になる時、前述の小野君が送ってくれたメールを市長室の机に常に貼ってあります。その一節に「Honesty is always the best policy. 正直こそが常に最高の徳目」とあります。いろんな場面で進むべき方向を示してくれる言葉です。

posted by 東川 裕 at 17:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月25日

「歯と口の健康」は健康長寿の原点

 6月4日〜10日は「歯と口の健康週間」です。近年、歯や口腔の疾患は、さまざまな全身疾患との関連性が明らかになっており、御所市では、高齢者だけでなく、すべての世代において健康維持のための最重要課題であると考えています。
 平成27年には「御所市歯と口腔の健康づくり推進条例」を制定し、平成29年には各関係機関の協力を得て「御所市歯科保健推進会議」を立ち上げました。歯科医師を中心に、市内小中学校の養護教諭、市の関係機関がタッグを組み、乳幼児期から高齢期まで一貫性のある歯と口腔の健康づくりを目指すことを共通の目標として、さまざまな取り組みを始めています。
 取り組みの1つとして、毎月18日を「いい歯の日」とし、市内の歯科医院や学校、スーパーなどでポスターを掲示するなど、啓発活動が行われています。学校では、養護教諭が児童を対象に歯みがき指導を行ったり、「いい歯の日通信」を発行して家庭に向けた啓発活動も行っておられ、学童期から「歯の大切さ」「むし歯予防」への意識づけに力を入れています。また、学校給食の献立にも噛む力を育てる食材を取り入れるなど、関係機関が連携し、歯と口の健康をめざした取り組みを進めています。
 歯は一生使う大切なものです。みなさんも、ぜひ今日から歯と口の健康チェックを始めてみませんか。
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posted by 東川 裕 at 13:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月11日

御所のご当地No.1グルメ「未来のはるさめレシピ」募集中

 市制施行60周年記念事業のひとつ、「はるさめレシピコンテスト」の募集が始まっています。全国でも大きなシェアを誇る御所の特産品「はるさめ」。市内の2社が、昔ながらの製法で長年製造を続けてこられました。
 はるさめと言えば、料理の脇役のイメージがありますが、このはるさめが主役となるオリジナルレシピを募集し、御所市ならではのご当地グルメを決定して、全国に発信したいと考えています。
 市民のみなさんも、ぜひこの機会においしくて斬新な「はるさめレシピ」をご応募ください。受付は6月15日までとなっています。みなさんの日々の食卓にも「はるさめ」が登場し、わが家の定番メニューとして子どもたちに受け継がれることを期待しています。
 レシピの1次選考には、小中学校のみなさんにも参加いただく予定です。どうぞご期待ください。harusame_image.jpg

posted by 東川 裕 at 17:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月01日

20年先を見据えて

 平成30年度がスタートして、あっという間に1か月が過ぎました。途中、市議会議員選挙もあったことから今年は特に早く感じられます。
 今回、議員定数の削減により10名の現職と3名の新人が選出されました。選挙活動中、多くの市民の声を聞き、市の課題を把握された議員のみなさんは、これからそれらの情報を市民の代弁者として理事者側に訴えることになります。その意味でも、次の6月議会は私たちもしっかりと準備しなければなりません。3月議会で提起していただいた課題や宿題に加えて、心して対応していきたいと思います。
 今回、残念ながら投票率が初めて60%を切ってしまいました。様々な要因が考えられ、行政としても責任の一端を感じています。ただ、期日前投票に関しては今までより簡易に投票できるようになっており、現に期日前投票の投票率は増加傾向にあります。投票行為は市民のみなさんにとって政治に参加する最大の機会であり、意思表示をするチャンスです。どのような選挙に関わらず、市民としての義務・権利を行使するこのチャンスを確実に活かしていただけるようお願いします。

 奈良県では、現在、平成49年度までを計画期間とする「観光戦略20年ビジョン」の策定作業が進められています。平成49年度は、リニア中央新幹線の奈良市付近駅が開設される予定の年であり、戦略のターゲットは今後も増え続けると予想されているインバウンド(外国人観光客)です。要は、関西国際空港を利用する観光客を京奈和自動車道等を利用して奈良へ呼び込む戦略であり、欧米からの観光客に特に人気のある高野山を皮切りに、吉野熊野、飛鳥、藤原京、法隆寺、平城京旧跡と県の南部から北へと誘導することになります。そうなると五條市や御所市はその玄関口としての位置付けになってきます。本市にとって、まだまだ先のことのように感じていたインバウンド戦略が、いよいよ現実のものとなってきました。外国の観光客にとって、御所市の悠久の歴史や神秘的な空気感は必ず興味をそそるものと思います。
 御所市としても20年先を見据え、県や近隣市町村とも連携しながら、必要とされる宿泊施設も含めて観光戦略をしっかりと考えていきます。

posted by 東川 裕 at 18:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする