2017年12月13日

地方自治法施行70周年

 地方自治法施行70周年を記念して国や県で式典が行われ、地方自治の進展に功績があったとして、本市から川口正志県議会議員と「かづらき煌ネットワーク」が総務大臣表彰を受賞されました。
 地方自治法は、昭和22年に日本国憲法と同時に施行され、市町村の事務事業、手続き等の根本がこの法律に基づいて定められています。その後、幾度かの改正を繰り返しながら戦後の日本の地方自治の確立に大きな役割を担ってきました。その法案づくりには、本市の名誉市民である故奥野誠亮先生も中心的役割を果されました。
 70周年を機にさまざまなデータが出されていますが、その中で1つの数字に注目しました。それは市町村数の変動です。明治21年に約71,300あった町村が、市町村制の制定により約15,800に減少し、昭和22年のこの法律施行と合わせて約10,500に、更に昭和と平成の2度の大合併を経て現在の1,718の市町村数となりました。平成の合併があまり進まなかった奈良県では、県と市町村、市町村同士がさまざまな形で連携・協力し合いまちづくりを進めていく「奈良モデル」というシステムが誕生し、新しい地方自治の形として注目を浴びています。それ以上に興味を持ったのは、明治の合併時には小学校を構成する範囲を、昭和の合併時には中学校を構成する範囲をひとつの自治体の目安にしたと言われていることです。それだけ教育というものを大切にし、「わがまちの子どもはわがまちで育て、その子ども達にわがまちを託す」といった意識が働いていたように思います。
 社会情勢の変化でそのままの意識を今の時代に当てはめるのは無謀だと思いますが、急激な少子化の中で、市町村間でサービスの優劣だけでそのパイを奪い合うのではなく、「自分たちのまちの子どもを責任を持って育てる」という意識を地域全体で共有することが大切であり、東京一極集中が進む今こそ、日本中の地方が本腰を入れて取り組まなければならないと感じています。

posted by 東川 裕 at 16:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月27日

「御所の郷(さと)」オープン

 京奈和自動車道の御所南PA(パーキングエリア)に11月17日、待望の地域振興施設「御所の郷」がオープンし、にぎわっています。この施設は、御所市の素晴らしい地場産品や農産品、観光のPRのほか、吉野地域への玄関口として奈良県南部の魅力も発信できる重要な拠点であると考えています。また、関西国際空港とも直結となりますので、国内外からの観光でお越しになる人の増加も大いに期待できます。京奈和自動車道からは、上り線(北行き)しか利用できず、一日も早くフルインターになるよう要望しています。一般道からも出入りできますので、新鮮な地元野菜の販売コーナーやおいしいフードコートなど、ぜひお立ち寄りください。
御所の郷外観jpg 御所の郷野菜.jpg 御所の郷フード.jpg

 「第3回はがきの名文コンクール」表彰式が11月19日、郵便名柄館で行われました。「私の願い」をテーマに、全国から3万通のはがきが郵便名柄館に届き、審査員の吉本ばななさん、斉藤孝先生、堺屋太一先生により選ばれた作品の受賞者が全国各地から参加くださいました。
 それぞれの素晴らしい作品が朗読されると、いつも目頭が熱くなります。個人的には101歳の女性が書かれた「恋をしたい」という名文に大変心を打たれました。もちろんご本人も元気に神戸から参加くださいました。メールやSNSが主流の昨今だからこそ、アナログの世界により魅力を感じるのかもしれません。この素晴らしい企画がさらに盛りあがり、「はがき」という媒体で多くの方々と御所市との縁がつながればと願っています。
はがき大賞.jpg はがき集合.jpg

 今年も御所実業高校ラグビー部が花園への切符を手に入れました。決勝の天理高校戦をご覧になった方も多いのではないでしょうか。花園での1勝よりも難しいと言われる奈良県大会の決勝戦では、後半で19対0をひっくり返した見事な逆転勝ち。今年は花園出場は厳しいと言われていた中で、最後まであきらめない彼らの粘りに大いに勇気をいただきました。惜しくも敗れた天理高校のためにも、奈良県代表として花園での活躍を願わずにおられません。市を挙げて応援したいと思います。

posted by 東川 裕 at 15:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

霜月祭

 11月12日、霜月祭(そうげつさい)、食と農のフェスタ、Go-say(ごせ)ラグビーマルシェが同時に開催されました。天候にも恵まれ、県外からも多くの方がお越しくださり、御所まち一帯が大勢の人で賑わい、活気に満ちた一日となりました。
 市長に就任するはるか昔、19年前に霜月祭の立ち上げに加わった私にとっては、年々盛大に開催されることに大きな喜びを感じています。20数年前、年間数十万人も訪れる葛城山の登山客に、何とか町の中まで来てほしいと、先輩の作った拙い御所まちの絵地図を葛城山の登山口、ロープウェイ駅で配布したのが始まりでした。
 ある時から、画材道具やカメラを持って、私の実家の角から御所まちに入っていく人を見かけるようになり、その方に声を掛けたところ、「素晴らしいまち並みですね」「貴重な町家がたくさん現存してますね」という意外な答えが。半信半疑でというより、むしろ騙されたと思って、仲間と町を歩いてみました。普段、車で行き交い「古めかしいまち」といった印象しかなかったまちが、ゆっくり歩くことで「意外とおもしろいまち」に変わりました。「これはいけるかも知れない」。みんなで話し合い、吉祥草寺にお願いして山伏さん達に近鉄駅前から歩いてもらうように交渉したり、町家の方に玄関先を公開してもらえるようにお願いしました。それから様々な企画が生まれ、住民の方々が自らイベントを盛り上げるようになって、今に至っています。
 このイベントが長年続いているエネルギーの源となっているもの、それは訪れてくれる方々が「素晴らしいまちですね」と誉めてくださる喜びと、来ていただいた方に楽しんでほしいという気持ちだと思っています。
 時が流れて様々な新しい企画が生まれても、第一回から変わらないコンセプトは「故郷の誇りとおもてなしの心」です。当初、市の広報紙に掲載されたキャッチコピーは「帰って来いや今日だけは いっぺん来いよ 霜月祭」でした。今でも、まちづくりの原点は「故郷の誇りとおもてなしの心」にあると信じています。
IMG_2304.JPG 
IMG_2236.JPG 
IMG_2428.jpg

posted by 東川 裕 at 17:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

台風襲来

 2週続けて台風が駆け抜けました。御所市では、幸いにも人的被害はありませんでしたが、床上・床下浸水17件、山崩れ55件等、総計157件の被害通報がありました。市内5か所で通行止め、葛城山登山道の崩壊、避難所への避難者は最大43人にのぼり、ここ数年の台風の中では最も大きな災害となりました。台風21号は、衆議院議員選挙投票日と重なり、復旧作業、現場のパトロール、土のう作り、避難所開設、電話対応等々、選挙の作業が終わってから駆けつけてくれた職員も含め、徹夜の対応となりました。今回は特に曽我川周辺の水害や山麓の土砂崩れが多く発生し、改めて河川・山の災害対策の重要性を感じました。
 復旧にはかなりの時間を要すると思われます。復旧作業と同時に、被害状況をまとめて、国や県に支援の要望をしていこうと思います。災害対応は市民の生命と財産を守るという市役所として最も重要な仕事の一つです。今回の経験や反省を踏まえ、更に体制を強化させたいと思います。
20171031-2.jpg 20171031-3.jpg
 毎年、「ふれあいスクールミーティング」として市内の小学校に出向き、高学年を対象に行政の仕組みや市の財政状況、そして御所の素晴らしさを伝えています。
 名柄小学校では、防災に重点を置いた学習に取り組まれています。先日のふれあいスクールミーティングでは、御所市で起こった過去の災害、災害時の市役所の対応、災害に対する心がけなどについて私からお話しさせていただきました。子ども達は最後まで熱心に耳を傾けてくれ、今度、改めて学習の成果を報告してくれるようです。地域を愛するという観点からも、小学生が地域の防災について考えることは大変意義深いと思います。彼らの報告を今から楽しみにしています。
20171031-1.jpg

posted by 東川 裕 at 17:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月16日

ご無沙汰してしまいました

 多忙を言い訳に1か月以上も更新が滞ってしまい、失礼しました。
 9月終盤から、議会、台風、体育祭、上京、祭り等々、時間に追われておりました。10月から11月にかけてもさまざまな楽しいイベントが開催されます。ぜひご参加ください。

 先日、市内の中学生・高校生と、御所市の将来についてじっくりと話す機会がありました。まず驚かされたのは、私の中高生時代と全く異なり、それぞれの課題に対してしっかりと自分の考えを持ち、それを解りやすく相手に伝えることができるということです。人口減少、少子高齢化、税収の減少等を抱えながら、今後の御所市はどのようなビジョンを展開すれば良いのか。20年、30年先の当事者として、彼らなりの、と言ってもかなり高度な視点で問題意識を持ち、大人とは少し違った価値観で“将来”を捉えています。最も印象に残っているのは、さまざまなマイナス要因をプラスに転じさせることが大切であり、これからは「量より質」の価値観を持つことが大切であるということです。根底には彼らはみんな「御所市が好き」という思いと、ふるさとへの「誇り」を持っていることがわかり、大変うれしく頼もしく感じました。彼らのような世代の若者と話すことは、新しい発見や気付きがあり、大変勉強になります。このような機会をまた持ちたいと思います。

 今年も鴨都波神社の秋季大祭に氏子として参加しました。暑いくらいの晴天に恵まれ、私は樽御輿の担当として中学生や高校生たちと一日「御所まち」を練り歩きました。年ごとに盛況になり、数百人規模で御輿巡行が行われるこの祭りは、県内でも類を見ない盛大な祭りに成長しました。氏子を中心にさまざまな年齢層の人々が祭りに携わり、無事に、盛況に祭りが行われるように協力し合いながらそれぞれの役割を担います。そこに「祭り」を媒体とした多くのコミュニティが生まれ、市外からの参加者や見学者も加わり、その輪がさらに広がります。大きな祭りでも小さな祭りでも必ずそのようなコミュニティが生まれ、地域に対する愛着や誇りが芽生え、世代間のつながりや伝承がいずれ大きなまちづくりにつながります。祭りは伝統であり、いつまでも守り続けたい地域の宝だと思います。
20171016.jpg

posted by 東川 裕 at 16:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする