2019年06月17日

SDGs & Society5.0

 「SDGs(エスディージーズ)」という言葉をご存知ですか。「持続可能な開発目標」として2015年9月の国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際的な開発目標です。17のゴール、169のターゲットで構成され、人権、貧困、教育、健康、環境、科学技術、雇用、エネルギー、平和等々、人類が直面している地球規模の様々な課題について網羅しています。今後、行政や企業、学校などにおいてもバイブル的な役割を担うものと思われます。
 もう一つ、日本政府が提唱しているのが「Society5.0(ソサエティ5.0)」です。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会といった人類がこれまで歩んできた社会に次ぐ第5の新たな社会を、デジタル革新、イノベーションを最大限活用して実現するという意味で名付けられた近未来コンセプトです。
 いずれも提言されてからしばらく時間が経過していますが、昨今改めて注目されているのは、以前にも申し上げたように世界で特に日本で大きな価値観の変革期に直面しているからだと思います。いずれにしても、これからはしっかりと将来を見つめつつ本当の質の向上をめざす持続可能な社会が求められることに違いはありません。この2つの言葉を広い視野に立って一度調べられてみてはどうでしょう。

posted by 東川 裕 at 13:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月05日

陳情活動を前に

 平成30年度の御所市の収支結果が出ました。
 一般会計が何とか黒字を継続できているのは、何といっても過疎地域に指定されている本市が事業を実施する際、特に借り入れが認められている過疎対策事業債をはじめとした国や県などの財源に依存しているところが大きく、市が自立した強固な財政基盤を構築しているとはとても言えない状況にあります。その過疎対策事業債も、「100%起債で70%が交付税算入」というルールやこの制度自体がいつまで続くかは不透明です。かと言って既に提案している懸案事業を進めないという選択肢はもうありません。逆に、より一層のスピード感を常に求められているのが現状であり、さらなる創意工夫による経費の節減、財源探求が強く求められてきます。予算執行の際にはこの現状をしっかりと認識するように職員に指示しました。
 また、国民健康保険事業特別会計は4億円近い赤字であり、この赤字解消のために毎年2,500万円を一般会計から繰り入れています。自治体間の財政力格差で、特に健康や医療の問題で格差が生まれてはなりません。高齢化がまだまだ進む中、わが国の避けては通れない大きな社会保障問題であり、本市のように厳しい財政運営を強いられる自治体への国からの手厚い配慮は必須です。今週も厚生労働省へ陳情に出向きますが、都道府県単位化にとどまらず、将来的には国での国民健康保険一本化や社会保険等との統一も視野に入れ、早急な対応を要望してまいります。

posted by 東川 裕 at 17:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月13日

5月の御所市

 ゴールデンウィークの10連休の間に、御所市内のさまざまな神社仏閣、行楽地を訪れました。船宿寺の花まつり、蛇穴の蛇曳き汁掛け祭り、舞や書のパフォーマンスが奉納された高鴨神社、エビネランが美しく咲く高天山草園、橋本院、御歳神社、伏見八幡神社、安楽寺塔婆、連休明けには一目百万本のつつじが目にも眩しい葛城山。すべての場所で改めてその美しさや神秘性、歴史的価値に感動しました。そしてそのすばらしい財産や祭事をしっかりと守り続けている人々の誇りと力強い絆を感じることができました。
 5月の御所は最高です。それぞれの歴史を少し勉強して訪れると楽しさが倍増します。みなさんもぜひ「5月の御所」を楽しんでください。
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 統一地方選挙の関係で、例年より1か月遅く「春の全国交通安全運動」が始まりました。今年は全国で、大型連休から特に悲惨な交通事故が相次いでいるように思います。本市でも5月5日に国道309号で県外の方が犠牲になる単独死亡事故が発生しました。高齢者の免許返納や幼児・児童を守る施策、あおり運転等が話題になっています。不幸な被害者や加害者にならないために、ドライバーも自転車に乗る人も歩行者も、この機会に改めて交通マナーについて考えてみましょう。

 堺屋太一先生がお亡くなりになって3か月が過ぎました。「三度目の日本」という遺作を拝読しました。私が、最近心の中で常に感じているもやっとした感覚が見事に文字で表されていることに非常に驚きました。
 「日本の近代150年で日本は3度目の大きな転換期を迎えた。『強い日本』を目指した明治維新。『豊かな日本』を目指した戦後。東京オリンピックが開催される2020年の転換期は『楽しい日本』を目指すべきだ」と先生は仰っています。
 転換期とは、人々の価値観が変わる、変えなければならないタイミングのことだと思います。急激な人口減少、少子高齢化という負のイメージが漂う今回の転換期に、先生は「楽しい」という価値観を重視されています。先生らしくスケールの大きい奇想天外なアイデアを多く提案されていますが、私なりにこの「楽しい」の意味を考えたとき、経済主導から心、精神主導への転換ではないかと感じています。「キレイごとだ」と思われるかもしれませんが、そのようにしなければ、この転換期は越えられないと思っています。もっといえば、経済と心や精神をより等しくする必要があるのではないでしょうか。自らの経済活動=仕事を「楽しい」と感じることが大切になってきます。「質の高い就労」を楽しむことができる人が、幸福の度合いも高くなる時代が来るように感じます。
 本年度の御所市のテーマは「次代に繋ぐ質」としています。堺屋先生の「楽しい」を「質」という言葉で表したつもりです。御所市の「郵便名柄館」も登場するこの堺屋先生の絶筆に、大きな励ましと勇気をいただいたような気がしました。ご一読をお勧めします。

posted by 東川 裕 at 12:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月26日

平成から令和へ

 みなさんがこのブログを読んでおられる時代は数日を残すだけの「平成」でしょうか。数日が経過した「令和」でしょうか。
 単に年号が代わっただけかも知れません。しかし、近世の安土桃山から江戸時代、近代になって明治時代から大正、昭和、平成と、日本史にさほど興味のない人でも何となくその「時代」のイメージは持っておられると思います。室町幕府の衰退と戦国乱世、関ケ原の戦い、徳川幕府、明治維新、大正デモクラシー、世界大戦、高度経済成長、バブル崩壊、相次ぐ自然災害・・・。令和はどんなキーワードが待っているのでしょうか。
 それぞれの人生でおそらく2、3度しか経験しない改元。このタイミングで、普段はあまり意識しない「時代」という言葉や、自分自身の過去・未来について、一度立ち止まって考えてみようと職員にも投げかけています。

 ひと月の3分の1が連続休日という未経験の大型連休が始まります。連休の間にしっかりとリフレッシュし、休み明けにはオンとオフを切り替えて、行政サービスに影響が出ないよう対応しなければなりません。

 これから御所市は行楽のベストシーズンを迎えます。葛城山のツツジをはじめ、目にまぶしい自然が美しく、神社仏閣では祭事が数多く予定されています。この機会に訪れてみてください。

posted by 東川 裕 at 16:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月02日

次代へ繋ぐ質

 平成から令和へ移り変わる平成31年度が始まりました。
 御所市では、第5次総合計画の終盤を迎え、令和3年度からの次の10年を見据える年となります。令和の時代は、わが国が世界でも例のない急激な人口減少の危機に直面し、歴史的に日本の考え方や価値観が大きく転換していく変革の時代となるでしょう。あらゆる価値観を変えなければ生き残れなくなる、非常に重要な節目のときです。すべてのものに「高い質」が求められる時代となる今、将来に繋ぐ「高い質」をこれから構築していくことが重要になってきます。そのため本年度の市役所のテーマを「次代へ繋ぐ質」としました。今までスピードやボリュームが過剰に求められてきたように思います。決してそれらを置き去りにするのではなく、それらを含めて質を高めること。それが新しい価値観の基本となり、令和のスタンダードになる気がしています。
 まちのエンジンとなる行政の「質」を高めることが、御所市というまちの「質」を高めることに繋がります。本年度のテーマをしっかりと意識しながら、各セクションごとに事業への議論を進めるよう指示をしました。

posted by 東川 裕 at 16:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする