2019年08月14日

御所の新銘酒「みかけによらず」が誕生

 新しい御所市の特産品、御所(大和)芋の焼酎「みかけによらず」が完成しました。これは市内の農業者団体が御所の農産物を使った6次産業化をめざし、国の補助を受け完成させたものです。
 御所芋(ごせいも)=大和芋(やまといも)は、奈良県が認定する大和の伝統野菜の一つで、古くは奈良時代から天皇への献上品とされており、明治時代以降は櫛羅(くじら)地区で多く栽培されたことから、別名「櫛羅いも」とも呼ばれています。高たんぱくで粘り気が格段に強く、濃厚でありながらクセがなく、とろろ汁にしてもお好み焼きに加えても絶品です。
 ところがこの大和芋、栽培が困難なため希少であり、今まで商品にならない形の悪いものや小さなものの多くは廃棄されていました。そこに目を付け、この由緒ある伝統野菜を広く知ってもらうため、今回焼酎として製品化されたのです。できあがった焼酎は、しっかりと味があり、それでいてすっきりとキレのある見事な仕上がりとなりました。あのゴツゴツした芋の姿からは想像できない、まさに「みかけによらず」です。今秋、500本の限定販売予定ですが、来年からは2000本の生産をめざしています。ぜひご賞味ください。
 御所市は地形、気候、水等、さまざまな農産物にとっての好条件がそろっています。「吐田米(はんだまい)」として有名な質の高いお米に代表されるように、レベルの高い農産物を確実に育む地域です。これを機に、伝統を重んじながらも新しい価値を創造することで農業に携わる人を増やし、遊休農地を少しでも減らすためにも、御所の農産物のすばらしさをさらに広めていきたいと思います。
 詳細は、御所市農林商工課まで。(電話:0745-62-3001〈内線613〉)
0814-2.jpg

posted by 東川 裕 at 09:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月02日

おもてなしの心意気

 市外から来られたお客様に、御所市の魅力を問われたとき、思わず時間を忘れて熱く語ってしまいます。歴史や神社仏閣、自然、地場産品についてはもちろんのことですが、一番の魅力を尋ねられたときは迷わず「人です」と答えています。
 さまざまな形での強い「市民力」は本市の自慢できる財産のひとつだと思っています。同時に、他の市には見られない強い「おもてなし」のDNAも脈々と受け継がれているように感じます。
 古代、市内の神社仏閣で旅の人をもてなしていた歴史、市の文化財にも指定されている「文政13年のおかげ参り施行関係文書」では、他の地域では見られないレベルのおもてなしが行われています。御所市には、歴史的に「おもてなし」の心意気が引き継がれてきたのは間違いない事実です。市外のお客様に時間を忘れて語り込んでしまう私の習性も、先人達のDNAの仕業なのかもしれません。急激な人口減少や少子高齢化が叫ばれる中、その危機感に目を背けることなく対応してかなければならないのは当然ですが、同時にこのように先人達から引き継いだすばらしい歴史や誇れるDNAは、決して忘れてはならない本市の財産だと感じています。

posted by 東川 裕 at 14:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月16日

2019骨太の方針

 先月、経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2019が閣議決定され、先日上京の際に総務省から説明を受けました。次年度の予算編成の基盤となるもので、地方行政にも大きな影響を与えます。サブタイトルは、〜「令和」新時代:「Society5.0」への挑戦〜となっています。以前も書きましたが、やはり「SDGs」や「Society5.0」といったキーワードが何度も出てきました。
 人口減少や少子化の進行を筆頭にデジタル化や地方経済、貿易問題、世界経済、社会保障と財政の持続問題といった直面する課題に対応すべく、その方向性を示しています。特に今回は「Society5.0」を全面的に押し出し、さまざまな分野での実現をめざしています。遠い未来のように考えていた技術革新が、想像以上のスピードでいよいよ現実の問題となっているのは間違いありません。みなさんの最も身近な問題としては、例えばクレジットカードやスマートフォン決済によるキャッシュレス化や、マイナンバーカードを活用した自治体ポイント等のサービス展開などが挙げられます。しかし、最近不正アクセスによるトラブルも報告されていますので、慎重に進めることも同時に求められています。アナログ人間の私にはなかなか馴染みにくい問題ですが、先進事例なども参考にしながら、乗り遅れることなく、かつ安全な形で対応していかなければならないと思っています。

 今年は梅雨に長雨が続き、特に九州地方で大きな災害が発生しました。ここ数年、豪雨による土砂崩れや河川の氾濫などが全国各地で相次いでいます。
 先日、奈良地方気象台長に最近の気象状況について話を伺う機会があり、その中で次の2つの注意点を挙げておられました。
 まず1つは「台風」の変化です。今まで遠い南の海上で発生し、勢力を弱めながら日本に接近していた台風が、海面温度の上昇で日本のすぐ近海でも発生する傾向にあり、避難の心構えができないうちに強い勢力のまま上陸する危険性が高まっているといいます。
 もう1つは「線状降水帯」です。猛烈な雨を降らせる雨雲が同じ場所に長時間かかり続けることで生じる帯状の雨域で、全国どの場所でも発生する可能性があるそうです。
 防災意識を高めるには、最近の気象状況を知っておくことが非常に大切です。台風シーズンを控える今、家族や地域のみなさんと「日頃からの備え」「早めの避難」の重要性を、ぜひ話し合ってみてください。

posted by 東川 裕 at 15:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月28日

「健康」を意識して

 本市の高齢化率はまもなく40%に迫ろうとしています。独居や高齢者のみの世帯が増え、認知症発症者数も増加傾向で、医療費も増大している状況にあります。
 健康・医療の面における御所市の傾向としては、高血圧症、糖尿病の患者の割合が多く、がん検診受診率の低さが目立ち、がんによる死亡率も高くなっています。検診受診率の低さは、健康に対する意識が希薄とも考えられます。また、成人や高齢者だけでなく、子どもの健康においても、3歳児のむし歯罹患率は県内でトップと見過ごすことはできません。これらの現状をしっかり見据えて、本市の健康増進策を考えなければなりません。
 健康寿命を延ばすポイントとして、「栄養ある食事」「適度な運動」「人とのコミュニケーション」がよく挙げられます。ある本では、まず大切なのは「人とのコミュニケーション」と紹介されていました。なるほど、会話の中で食事の話題も出るでしょうし、食事を介したコミュニケーションも考えられます。人に会うことを目的に外出することで適度な運動にもつながり、認知症予防の役割も果たします。全国各地で行われている「いきいき百歳体操」は、地域の人と交流しながら体を動かすことが介護予防・認知症予防につながると好評で、年々参加者が増えています。
 本市では、特に「減塩」と「歯の健康」に力を入れています。市民のみなさんの健康増進は、行政の大きな課題ではありますが、何よりも自分自身のために「健康」に対する意識を深め、できることから少しずつ実践していただきたいと思います。

 市民の要望が特に大きい、新しい火葬場の建設計画を進めています。「かもきみの湯」の少し西側に、「御所の自然と歴史に包まれた、お別れの場所にふさわしい豊かな空間づくり」をコンセプトとした魅力的な施設を考えてまいります。供用開始はまだ4年程度先になりそうですが、できるだけ工期を短くし、コストも抑えられる手法を検討しています。このエリアは歴史が古く、豊かな自然が残る、御所市にとっても重要な地域です。この施設を建設しても周辺と調和するよう、地域の方々と共に考えていきたいと思います。今後とも、特に地元の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 三室の市民会館跡地には(仮称)防災市民センターを建設予定です。普段は様々なコミュニティーの場として使用できる施設と、500人規模の多目的ホールも完備し、多くの市民の皆様にご利用いただく予定です。いざという時には椅子や舞台を収納できるホールを含め、1000人規模の避難が可能な防災の拠点として運営されます。これから詳細を検討して、できるだけ使い勝手がよく、市民の皆様に親しんでいただけ、いざという時には安心して利用いただけるような施設をめざしてまいります。

posted by 東川 裕 at 16:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月17日

SDGs & Society5.0

 「SDGs(エスディージーズ)」という言葉をご存知ですか。「持続可能な開発目標」として2015年9月の国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際的な開発目標です。17のゴール、169のターゲットで構成され、人権、貧困、教育、健康、環境、科学技術、雇用、エネルギー、平和等々、人類が直面している地球規模の様々な課題について網羅しています。今後、行政や企業、学校などにおいてもバイブル的な役割を担うものと思われます。
 もう一つ、日本政府が提唱しているのが「Society5.0(ソサエティ5.0)」です。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会といった人類がこれまで歩んできた社会に次ぐ第5の新たな社会を、デジタル革新、イノベーションを最大限活用して実現するという意味で名付けられた近未来コンセプトです。
 いずれも提言されてからしばらく時間が経過していますが、昨今改めて注目されているのは、以前にも申し上げたように世界で特に日本で大きな価値観の変革期に直面しているからだと思います。いずれにしても、これからはしっかりと将来を見つめつつ本当の質の向上をめざす持続可能な社会が求められることに違いはありません。この2つの言葉を広い視野に立って一度調べられてみてはどうでしょう。

posted by 東川 裕 at 13:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする