2020年09月07日

「人権のまち」の誇りを持って

 9月6日現在、御所市内居住者の方で新型コロナウイルスの感染者は確認されていません。これは、市民の皆様の感染予防の取り組みの賜物と深く感謝申し上げます。
 しかしながら、今日明日にも1人目の感染者が確認されたとしても何ら不思議ではありません。そのとき、私たちはどんな感情を持つのでしょうか。「どこの地区の人だろうか」「どこで、誰から感染したのか」「私や家族が感染したらどうしよう」など、さまざまな不安がよぎることでしょう。しかし、その1人目の感染者があなた自身やあなたの家族であるかもしれないのです。
 感染者に対する心ない発言や行動が原因となる、悲しい事案が全国で起こっています。プライバシーや人権を無視した根も葉もない噂やデマにとらわれるのではなく、誰が感染したとしても、自分や家族を新型コロナウイルスから守ってきたように、感染された方の人権も私たち御所市民みんなで守りましょう。「人権のまち、御所」の誇りを持って。

posted by 東川 裕 at 12:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月01日

ポストコロナ時代に求められるもの

 記録的な猛暑が続き、新型コロナウイルス感染の情報に翻弄され続けた今年の夏が終わろうとしています。残念ながら感染の拡大は未だ予断を許さない状況です。安倍総理の突然の辞任発表もあり、さまざまな面でわが国の情勢は激動が予想され、ますます先の読めない状況が続きそうです。これから数年は右肩上がりの社会から人口減少が本格化し、「量より質」の新しい時代の価値観に変わるタイミングだと考えていましたが、コロナ禍がそのスピードを何倍にも速めてしまったように感じています。大きな時代の転換期に遭遇しているのは間違いないことであり、こんな時こそ、一人ひとりが冷静な行動をとり、正確な情報を入手・選択し、発信することが大切になってきます。
 
 国の新年度予算の方針を示す「経済財政運営と改革の基本方針2020」(骨太の方針)が7月中旬に閣議決定されました。今回は、当然のように新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けており、「危機の克服、そして新しい未来へ」というサブタイトルが示すように、コロナ危機の中で感染症とどのように向き合い、経済をいかにして立て直すのか、医療体制の充実、雇用の維持、防災、国土強靭化等々、記載内容は絞り込まれているものの、喫緊の課題が山積しています。同時に、ポストコロナ時代の新しい未来に向けて「新たな日常」の実現に向けた方針がさまざまな分野で示されています。新たな経済社会の姿として、「質の高い経済社会の実現」をテーマとしており、これからの時代の「質」の重要性を改めて感じました。
 東京一極集中の是正や地域産業、観光の振興等、ウィズコロナ・ポストコロナには、私たち地方にとってチャンスとなるものも多く含まれています。旧来の慣習に固執するのではなく、今までの価値観から脱却し、本気で「質」を求め新しいことにチャレンジする姿勢が、行政だけではなく、個人の生活にも求められる時代となりそうです。骨太の方針の冒頭にこのように書かれています。「我々は時代の大きな転換点に直面しており、この数年で思い切った変革が実行できるかどうかが、日本の未来を左右する」。もちろん、本市にも置き換えられる大切なことだと思います。

posted by 東川 裕 at 17:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月06日

感染拡大にそなえた心構え

 新型コロナウイルス感染症の拡大状況が全国的に明らかに次の段階に入ったようです。特に都市部では、PCR検査が広まったうえに陽性率が高くなるなど、急激に感染者が増えています。本市は、市民のみなさんのご協力のもと、現在、県内の市では唯一感染者ゼロを継続していますが、いずれは感染者が確認されることも容易に想像できます。その時に備え、今から行政として次のようなことをしっかりと意識しておかなければなりません。
「新しい生活様式」のなかで、一つは、感染予防の意識を緩めることなく、「市民を感染から守る」ということ。今まで以上に市民に寄り添う姿勢で「市民の生活を守る」ということ。そして感染者が出た場合の対応として、「感染を広げない」と同時に「感染者を守る」ことも重要になってきます。どうしても市内で最初の感染者はさまざまな意味で注目され、プライバシーや人権を無視した噂などがSNSで拡散されるなど、重大な人権問題につながりかねません。デマや不確かな情報に惑わされず、人権侵害につながることのないよう、市・県など行政機関からの正確な情報に基づいた冷静な行動をお願いいたします。
奈良県内の感染者の感染経路を見ると、その多くが大阪市内での飲食や会食などの影響を受けています。県内でも、友人との交流や職場、家庭での感染が目立ち始めています。このようなことも踏まえ、まずは私たち一人ひとりが「新しい生活様式」をしっかりと心がけ、経験のない厳しいコロナ禍の夏を乗り切ることが大切です。引き続き、市民のみなさまのさらなるご協力をお願いいたします。
 

posted by 東川 裕 at 16:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月07日

コロナ禍での自然災害

 九州地方で記録的豪雨による大規模な災害が発生しています。コロナ禍での自然災害は、いろいろな意味で状況をさらに厳しいものとしているようです。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
 次から次へと長時間同じ場所で雨雲が発生する「線状降水帯」。この言葉を聞くようになったのはまだ最近のことのように思いますが、この線状降水帯は、いつどこで発生しても不思議ではないと言われています。比較的自然災害の少ない本市でも、いつ発生するか分かりません。今回の議会でも、コロナ禍での避難所運営について議論がなされ、追加補正でさらに備品を整備する予定です。
 災害時の避難のあり方も、「密を避ける」という意味から見直されつつあります。「分散型避難」と言われていますが、避難勧告や指示が発令されたとき、指定された場所に避難するだけではなく、その時々の状況に応じて、避難の仕方を工夫するやり方です。家に留まるのか、親戚や知り合いの家に避難するのか、一時的に車の中で過ごすのか、それぞれの状況に応じて判断してください。ただし、少しでも不安があれば、ためらわずに指定避難所へ移動してください。その際は、各避難所で準備はしていますが、マスクや消毒液、飲料や歯ブラシやウェットティッシュ等、自分で用意できるものはできるだけ持参いただくようご協力をお願いします。梅雨明けまで、そしてその後の台風シーズンに備え、いざという時にどう行動するのか、一度ご家族やご近所で話し合っていただくことをお勧めします。

 

posted by 東川 裕 at 14:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月03日

第2波に備えて

 6月19日に都道府県をまたぐ移動自粛が緩和され、観光地への外出や無観客でのプロスポーツの開催が可能となり、社会経済活動が大きく動き出したことを皆さんも実感されていることでしょう。少しずつ日常が戻りつつありますが、まだまだ予断を許さない状況です。本市ではこれまで感染者は出ていませんが、東京都では7月2日に新たに107人の感染が報告されました。ただちに緊急事態宣言が発出される状況ではありませんが、感染拡大要警戒の段階にあるとされ、注意が呼びかけられています。
 現在懸念される第2波への備えとして、皆さんがこれまで実践されてきた基本的な感染防止策である、手洗いの励行、3密を避ける、こまめな部屋の換気、熱中症に留意しながらのマスク着用、人との間隔の確保(ソーシャルディスタンス)を決して油断することなく継続していただきますようお願いいたします。

 新型コロナウイルス感染予防のため、次亜塩素酸水の無償配布を実施しています。有効性や安全性についてさまざまな報道があり、使用されている皆さんから不安の声が寄せられていましたが、このたび経済産業省により新型コロナウイルスに対して有効であるとの発表がありました。御所市で配布しております次亜塩素酸水は、当初から、専門機関による試験により消毒・除菌効果と安全性が確認されたものです。引き続き、安心してお使いいただき、感染拡大防止に努めていただきたいと思います。

御所市長 東川 裕

posted by 東川 裕 at 16:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする