2019年02月12日

堺屋太一先生

 堺屋太一先生がご逝去されました。突然の訃報に驚きを隠せません。
 昨年11月、アザレアホールで行われた「はがきの名文コンクール表彰式」でお会いし、郵便名柄館で受賞者のみなさんと歓談されていたのが、つい昨日のことのように思い出します。その日に2025年の万博が大阪に決まり、自らが企画運営に当たられたEXPO'70の話を熱く語られていました。恒例のイベントとなった「はがきの名文コンクール」をさらに盛り上げていきましょうとお約束したことが忘れられません。御所をこよなく愛し、いつまでも夢を追い続けておられた堺屋先生のご冥福を心からお祈りいたします。

合掌

posted by 東川 裕 at 10:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月08日

コミュニティの力

 昨年の大晦日、寒さが厳しい中で、西寺田地区で86歳の女性が行方不明になりました。当初、捜索は難航しましたが、依頼を受けた自治会のみなさんが捜索にあたってくださり、無事に発見、保護され尊い人命が救われました。普段から防災訓練などを熱心に実施し、団結力のある自治会ならではの活動です。昨日、市長室で感謝状を贈呈させていただきました。
20190208.jpg
 また本年1月、小林地区で発生した火災の際には、取り残された高齢者を地元の住民が自らの危険を顧みず救出し、消防署から感謝状が贈られました。

 これらはコミュニティの結束力のなせるものであり、いざという時「地域力」が人命を救う活動につながります。人口が減少し、高齢化が進むなか、このような「地域力」はますます重要なものといえます。そのうえで地域と行政、警察、消防等の連携をさらに深める必要性を実感しました。改めて深く感謝申し上げる次第です。

posted by 東川 裕 at 17:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月06日

平成31年度予算案

 平成31年度予算案の市長査定が終了しました。大型懸案事業の予算をはじめ新しい公共交通関連、産業集積地関連、公共施設の修繕、治水対策の他、幼児教育無償化やプレミアム商品券等の国の施策に関するものなど、補助金や過疎対策事業債などを有効に活用しながら、平成30年度よりもやや膨らみ一般会計で約160億円になりそうです。これからさらに精査を加え3月議会に上程、議論されることになります。
 本市の財源の中で欠かすことのできない特別交付税の確保や過疎対策事業債の恒久化については国に強く要望しています。国のレベルでは地方一般財源については昨年を少し上回る額を確保できたようですし、奈良県が特に力を入れていた、東京都と奈良県で6倍の格差があった地方法人二税の偏在も県内総生産ベース(3.17倍)以下まで是正されました。昨年続発した自然災害の復旧に向けた地方財源として必要な特別交付税も700億の補正予算が組まれています。しかし、消費税増税時に予定されている幼児教育無償化やプレミアム商品券などは制度設計が甘く、国の施策に伴う地方の負担増加は免れない状況です。市長会等を通じて国に対して強く要望していますが、スピード感のある情報収集が求められます。また平成31年度に関しては、元号の変更や消費税増税、10日間の大型連休などを控えており、例年にない混乱も予想されます。次年度に向けてしっかりと確認し、十分な準備に当たるように指示しました。

 「第72回金剛葛城山下一周駅伝大会」兼「第8回奈良県知事杯駅伝大会」が107チーム参加のもと、大きな盛り上がりの中で無事終了しました。
 今年は例年になく暖かい気候となり、選手のみなさんはコンディションを整えるのが大変だったのではないでしょうか。1分1秒の記録の更新をめざすチーム、最後までタスキを繋ぐことが目標のチーム、とにかく仲間と駅伝を楽しむチーム。各チームが目標をめざし、大会を楽しんでおられました。
 例年のように多くのボランティアの方々がゴールや沿道でおもてなしをしてくださり、陰で支えてくださる多くのみなさんの協力によって大会が成立します。長らく刻まれてきた72回という数字は、95回という歴史を持つ箱根駅伝に引けを取らない伝統を有し、違った趣のあるすばらしい大会です。長い歴史を支えてこられた多くの方々に改めて感謝し、この伝統をしっかりと次代に繋いでいきたいと思います。
20190206-1.jpg 20190206-3.jpg 20190206-4.jpg 20190206-0.jpg

posted by 東川 裕 at 17:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月15日

成人式

 本年、御所市では262人の新成人が誕生しました。1月14日に挙行された成人式は、華やかな着物姿や凛としたスーツ姿の新成人たちが仲間との再会でにぎわいました。平成最後の成人式であり、彼らが平成の次の時代を担う主人公です。
 日本の人口が経験のないスピードで減少し、さまざまな社会の仕組みが変革を迫られる中、今までの価値観を変えざるを得ない時代へと突入していきます。何事にも質の高さが求められる時代だからこそ、質の高い仕事、学習、恋愛を心掛けるようにと激励の言葉を贈りました。今まで育てていただいた家族、先生、地域の方々、そして友人に、感謝の気持ちを忘れず、質の高い生き様を心がけ、充実した人生を送ってほしいと願っています。

 今月は各方面への陳情活動のため、3回の上京を予定しています。総務省や地元選出の国会議員への特別交付税の陳情については毎年行っていますが、今年は奈良県の副知事に就任されていた財務省官僚の方々にも手を広げようと考えています。
 特に、国民健康保険制度については、更なる援助がなくては制度が崩壊することは明らかであり、早急に制度自体の見直しと国からの支援が必要であると感じています。高齢化が著しく、税収が少ない自治体として本市の厳しい現状をしっかりと訴えたいと思います。また、来年に導入が予定されている「森林環境税」については、林業に目が向いてしまいがちですが、葛城山をリゾートの山として位置づけ、国の支援を受けられるよう農林水産省を中心に陳情したいと考えています。

posted by 東川 裕 at 14:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月07日

「質」

 明けましておめでとうございます。輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。みなさまにとって、御所市にとってすばらしい一年となりますようお祈りいたします。

 4か月間の平成31年が幕を開けました。4月1日には新しい元号が発表され、5月には平成から新しい時代へと移り変わります。御所市は昨年、市制施行60周年を迎えました。昭和の30年、平成の30年を経験したことになります。次の30年で社会はどのように変化し、御所市はどんな姿を見せるのでしょうか。
 2008年から始まった、世界がかつて経験したことのない日本の急激な人口減少。2025年にはいわゆる団塊の世代が後期高齢者となり、更に加速していきます。それに備えるべく、政府はAI(人工知能)の技術研究と活用を推進し、高齢者だけではなく働く世代の社会保障にも目を向け、働き方改革や人を育てるという政策に舵を切っています。さまざまな分野で思い切った改革が行われ、今までの価値観では御所市が生き残れないのは確かです。
 新時代に向かう上で、新しい価値観として大切なキーワードは「量から質」だと考えています。御所市は、人口減少率や少子高齢化が日本の平均値の15年先を走っており、市税収入の減収が著しい本市にとって、これらの課題に真っ向から立ち向かい、何としても人口減少のスピードを少しでも遅らせる施策を講じなければなりません。ただ、日本全体の人口が減少する中で、いたずらに自治体間で住民の奪い合いを繰り返していては、本当の意味でのまちのアイデンティティーやブランド力が失われ、後世に遺恨を残すことになりかねないと思います。決してきれいごとで片づけようとは思いませんが、最近の過熱気味の量や数の議論には少なからず危機感を覚えます。
 今大切なのは、目の前の「量」の対応に安易に追われるのではなく、改めて一つひとつの「質」を向上させる原点に立ち返ることだと感じています。そのためにも、次の時代に必要な「手間・知恵・意味づけ」を大切にするように職員にも伝えました。

 来年2020年には東京オリンピックが開催され、2025年には大阪万博、早ければ2037年にはリニア新幹線が奈良に止まります。このような明るい話題に乗り遅れることのないよう、本市も次の30年に向かって進んでいきたいと思います。

posted by 東川 裕 at 17:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする