2019年05月13日

5月の御所市

 ゴールデンウィークの10連休の間に、御所市内のさまざまな神社仏閣、行楽地を訪れました。船宿寺の花まつり、蛇穴の蛇曳き汁掛け祭り、舞や書のパフォーマンスが奉納された高鴨神社、エビネランが美しく咲く高天山草園、橋本院、御歳神社、伏見八幡神社、安楽寺塔婆、連休明けには一目百万本のつつじが目にも眩しい葛城山。すべての場所で改めてその美しさや神秘性、歴史的価値に感動しました。そしてそのすばらしい財産や祭事をしっかりと守り続けている人々の誇りと力強い絆を感じることができました。
 5月の御所は最高です。それぞれの歴史を少し勉強して訪れると楽しさが倍増します。みなさんもぜひ「5月の御所」を楽しんでください。
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 統一地方選挙の関係で、例年より1か月遅く「春の全国交通安全運動」が始まりました。今年は全国で、大型連休から特に悲惨な交通事故が相次いでいるように思います。本市でも5月5日に国道309号で県外の方が犠牲になる単独死亡事故が発生しました。高齢者の免許返納や幼児・児童を守る施策、あおり運転等が話題になっています。不幸な被害者や加害者にならないために、ドライバーも自転車に乗る人も歩行者も、この機会に改めて交通マナーについて考えてみましょう。

 堺屋太一先生がお亡くなりになって3か月が過ぎました。「三度目の日本」という遺作を拝読しました。私が、最近心の中で常に感じているもやっとした感覚が見事に文字で表されていることに非常に驚きました。
 「日本の近代150年で日本は3度目の大きな転換期を迎えた。『強い日本』を目指した明治維新。『豊かな日本』を目指した戦後。東京オリンピックが開催される2020年の転換期は『楽しい日本』を目指すべきだ」と先生は仰っています。
 転換期とは、人々の価値観が変わる、変えなければならないタイミングのことだと思います。急激な人口減少、少子高齢化という負のイメージが漂う今回の転換期に、先生は「楽しい」という価値観を重視されています。先生らしくスケールの大きい奇想天外なアイデアを多く提案されていますが、私なりにこの「楽しい」の意味を考えたとき、経済主導から心、精神主導への転換ではないかと感じています。「キレイごとだ」と思われるかもしれませんが、そのようにしなければ、この転換期は越えられないと思っています。もっといえば、経済と心や精神をより等しくする必要があるのではないでしょうか。自らの経済活動=仕事を「楽しい」と感じることが大切になってきます。「質の高い就労」を楽しむことができる人が、幸福の度合いも高くなる時代が来るように感じます。
 本年度の御所市のテーマは「次代に繋ぐ質」としています。堺屋先生の「楽しい」を「質」という言葉で表したつもりです。御所市の「郵便名柄館」も登場するこの堺屋先生の絶筆に、大きな励ましと勇気をいただいたような気がしました。ご一読をお勧めします。

posted by 東川 裕 at 12:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする