2018年10月23日

地域の絆

 この秋も市内各所で神社の秋祭りやイベント、運動会など、多くの「祭」が開催されています。神社の祭りはそれぞれ数百年の歴史があり、毎年工夫を重ねた新しいイベントも行われます。そのたびに関係者が集まり、祭りの成功に向けて知恵を出し合われています。
 日本の祭りのルーツは稲作の営みと密接な関係があり、人々が共同で行う苗づくり、田おこし、田植え、草取り、稲刈り等、その過程で豊作を祈願したり感謝したりする習慣が祭りになったのでしょう。そのコミュニティの中で村づくり・まちづくりとして、年貢の調整、災害に対する対応、子育ての協力、高齢者の支援等の文字どおり「政(まつりごと)」が行われ、自治が確立してきました。このようなコミュニティの成り立ちは、世界各国でも見られます。
 祭りだけではなく、新しく生まれたイベントにおいてもコミュニティの醸成は可能だと思います。新たなイベントを企画・運営したり、参加して楽しむ中でコミュニティが生まれ、大小の支え合いの仕組みが自然と生まれ、それが地域の力に成長していきます。現在、日本の中で地域コミュニティが希薄になり、それが原因となって様々な社会問題が生じています。御所市には、都会にはないコミュニティの底力がまだまだ息づいていると思います。古くから受け継がれてきた祭りはもちろん、新しいイベントにおいても地域の絆が深まることを願っています。

posted by 東川 裕 at 10:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする