2020年09月01日

ポストコロナ時代に求められるもの

 記録的な猛暑が続き、新型コロナウイルス感染の情報に翻弄され続けた今年の夏が終わろうとしています。残念ながら感染の拡大は未だ予断を許さない状況です。安倍総理の突然の辞任発表もあり、さまざまな面でわが国の情勢は激動が予想され、ますます先の読めない状況が続きそうです。これから数年は右肩上がりの社会から人口減少が本格化し、「量より質」の新しい時代の価値観に変わるタイミングだと考えていましたが、コロナ禍がそのスピードを何倍にも速めてしまったように感じています。大きな時代の転換期に遭遇しているのは間違いないことであり、こんな時こそ、一人ひとりが冷静な行動をとり、正確な情報を入手・選択し、発信することが大切になってきます。
 
 国の新年度予算の方針を示す「経済財政運営と改革の基本方針2020」(骨太の方針)が7月中旬に閣議決定されました。今回は、当然のように新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けており、「危機の克服、そして新しい未来へ」というサブタイトルが示すように、コロナ危機の中で感染症とどのように向き合い、経済をいかにして立て直すのか、医療体制の充実、雇用の維持、防災、国土強靭化等々、記載内容は絞り込まれているものの、喫緊の課題が山積しています。同時に、ポストコロナ時代の新しい未来に向けて「新たな日常」の実現に向けた方針がさまざまな分野で示されています。新たな経済社会の姿として、「質の高い経済社会の実現」をテーマとしており、これからの時代の「質」の重要性を改めて感じました。
 東京一極集中の是正や地域産業、観光の振興等、ウィズコロナ・ポストコロナには、私たち地方にとってチャンスとなるものも多く含まれています。旧来の慣習に固執するのではなく、今までの価値観から脱却し、本気で「質」を求め新しいことにチャレンジする姿勢が、行政だけではなく、個人の生活にも求められる時代となりそうです。骨太の方針の冒頭にこのように書かれています。「我々は時代の大きな転換点に直面しており、この数年で思い切った変革が実行できるかどうかが、日本の未来を左右する」。もちろん、本市にも置き換えられる大切なことだと思います。

posted by 東川 裕 at 17:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする