11月になると次年度の予算編成作業が本格化してきます。市役所にとって最も重要な仕事です。今、本市の財政状況は、基金残高(貯金)が増えたものの、これから展開する大型事業を考えれば起債(借金)も増えていく傾向です。厳しかった財政再建時代を繰り返すことのないよう、今こそさらに気を引き締め、アクセルとブレーキのバランスを考慮しながら「歳入の確保、歳出の削減」に努めなければなりません。ここでいうアクセルは「持続可能な将来の御所市を見据え、前向きで積極的な事業展開」であり、ブレーキは「事業の停止」というよりも、今は「デジタル化や民間活力を活かした合理的な事業展開」「事業、事務の必要性の見直し」になると考えています。要は、事業に工夫を加えて合理的に進めるとともに、慣習的に繰り返してきた事務や事業を思い切って見直す必要があるということです。各担当課には国の動向などの情報に敏感になりながら、精査を繰り返し、自信をもって予算計上するよう指示しました。