明けましておめでとうございます。お健やかに輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。皆様にとって、御所市にとって素晴らしい令和6年になりますようにお祈りいたします。
元日から能登半島で大きな地震が発生し、遠く離れた本市でも震度3を記録しました。けたたましい緊急地震速報の警報音に驚かれた方も多いのではないでしょうか。緊急消防援助隊として、その日のうちに御所消防署からも一隊5名が出動しました。亡くなられた方のご冥福をお祈りし、甚大な被害に遭われた被災地の皆様に心からお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈りいたします。
令和6年から令和15年まで、この10年間は御所市にとって勝負の年と捉えています。この期間で高額の起債(借金)の償還が終了し、同時に持続可能なまちを目指し進めてきたいくつかの大型事業が具現化し、将来への展望が見え始める時期だからです。これからは、財政状況を常に十分意識しながらも、慎重かつ確実に事業を展開していかなければなりません。平成21年からの財政再建の時と同じような覚悟が必要だと感じています。前回は「事業をしない」という選択の中で財政再建に取り組みましたが、今回は「財政の将来展望を見据えながら事業を推し進める」という、さらに厳しい条件の下となります。令和6年度の予算編成では、@ICTを積極的に活用した日常業務の改善、A民間活力の合理的な活用、B慣習的に行ってきた事務や事業の思い切った見直し、の3点について特に意識するように指示しました。この勝負の10年間の最初である令和6年のスタートにあたり、改めて気を引き締め、確実に前に進んでまいりたいと思います。皆様のさらなるご協力をお願いいたします。