毎年、この時期には上京し、国会議員の方々や総務省に対する特別交付税の陳情を行っています。特別交付税とは、特別な事情により他の自治体よりも多くの財政需要や財政収入の減少が発生した際にその格差を埋めるために独自に措置される交付税のことです。財政基盤が脆弱な本市にとって頼らざるを得ない貴重な依存財源です。本市はこれまで財政再建に真摯に向き合い、今後はその間に出来なかった必要不可欠な大型事業を展開するタイミングであり、これから数年間はどうしても財政需要が膨らむことをしっかりと訴えました。今年は能登半島地震の甚大な被害の影響で、被災地への対応に交付税の需要が増大することは必至であり、どの自治体にとっても予算確保は厳しい状況ですが、本市の現状に理解を求め、陳情を行いました。
本市の小学校にも大谷翔平選手から寄贈されたグローブが届きました。子どもたちも興奮しているようです。心から感謝を申し上げます。
「憧れるのをやめましょう。ここを超えるために来たんだから」昨年のWBCの決勝、メジャーリーグのスーパースターが名前を連ねるアメリカ戦を前にしたロッカールーム。試合直前のミーティングで、大谷選手がチームメイトに言った言葉です。超えるべき壁を目の前にしたとき、雲の上のようにその壁を見上げているだけではチャレンジする前から結果は見えています。尊敬することと憧れることとは違います。リスペクトする相手を超えることがチャレンジであり、それに挑むこと自体が自分自身の成長につながります。侍ジャパンは、「世界一」という最終目標にぶれずに挑戦し続けることで、プロでありながら大会中もチームとして成長を続け、見事に栄光を勝ち取りました。その姿は、日本はもちろん世界中の多くの人々に大きな感動を与えました。
令和6年から令和15年までが御所市の将来を占う勝負の期間であると職員に伝えました。この10年間、目の前には多くの壁が立ちふさがることと思います。それらの「壁」を出来ない理由や言い訳にするのではなく、逆に前に進むエネルギーに変えて、ぶれない目標を維持し、本気の挑戦者として成長し続けられるよう、市職員一丸となり、前進していきたいと思います。