2024年04月12日

データに基づいた政策立案を

 毎年恒例の「統計からみた御所市のすがた」の令和6年度版が今年も職員研究グループが中心になって作成されました。非常に質の高い統計書に仕上がっており、県内でも注目を集めています。さまざまなデータが掲載され、本市が県内でどのような位置にあるのか、本市の強み・弱みがひと目で分かるようになっています。中にはショッキングな数字もありますが、データに基づいた政策立案をするうえで大変役立ちます。私も議会や委員会等に出席の際は必ず携行し、議論のエビデンスとして活用しています。例えば、本市の課題の一つでもある人口減の要因について、本市の場合は社会減(転入転出の差)はそこまで多くありませんが、自然減(出生死亡の差)は直近一年間で県内12市の中で2番目の減少率となっています。また婚姻率も県内12市で最も低く、少子化が本市の人口減の最大の課題であることが浮き彫りになっています。よく、本市には産婦人科や小児科が無いことが少子化の一因との指摘を受けます。さまざまな検討をしていますが、専門医の招致はなかなか難しいのが現状です。そこで、本年度から産婦人科や小児科のオンラインによる相談サービスをスタートさせました。スマホで専門医に相談できたり、ウェブでは24時間相談できるようになっています。是非ご活用ください。本市は妊娠期から伴走型で手厚く妊娠、子育てのフォローができるシステムを有しており、他市には引けを取らないと自負しています。今後もデータを参考にしながら子育て支援体制の充実に努めていきます。

posted by 東川 裕 at 10:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする