2014年12月05日

12月議会が始まります  

  

 本市の市議会の流れは、通常、議会開会前に「総務文教委員会」「厚生建設委員会」の常任委員会が開催され、提出議案に対する質疑を中心に行われます。その後「議会開会」、協議していただいたり報告すべき案件があれば「全員協議会」が開催され、その後、「一般質問」「議案審議」、必要に応じて再度「常任委員会」、そして「議会閉会」と流れていきます。
 今議会には条例の制定や一部改正、補正予算、教育委員の任命等々が上程されます。その中には、「御所市ギフチョウの保護に関する条例の制定」という議案があります。これは新たに市の指定文化財(天然記念物)として指定された「葛城山のギフチョウ」の保護を目的に、科料の罰則規定も盛り込んだ条例となっています。ギフチョウは日本だけに生息する固有種で、環境省の絶滅危惧種U類の指定を受けています。形態的に祖先的な形質を残すため「生きた化石」と言われ、成虫は年に一度だけ春に発生することから「春の女神」とも呼ばれています。最近、マニアの乱獲により種の保存が危ぶまれてきたため、今回の条例制定に至りました。
 現在、御所市ではこの他に5つの市指定文化財があります。御所市の貴重で重要な財産としての文化財を、後世に確実に引き継ぐためにも、しっかりとこのような動きを進めていきたいと思います。
 
 10月臨時議会から継続審議となっていた「市民運動公園人工芝化工事請負契約の締結について」の案件が、11月26日に開会された11月臨時議会で承認されました。財源の多くが国の補助金で賄えるものの事業規模が大きく、事業の緊急性や使用方法等々についてさまざまな議論をいただき、多くの時間を費やした議案です。市民の健康づくりや青少年の健全育成といった観点から、出来るだけ多くの市民に利用していただくことが重要であり、また大きな大会や合宿等のキャンプ地としての可能性もある事から、今後の活用方法や運営方法についてしっかりと準備をしていきたいと考えています。来年度前半には、市民のみなさんにご利用していただけるようになる予定です。ご期待下さい。

 11月30日、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)にまつわる「白鳥伝説三市交流事業」で市民のみなさん30人とともに、三重県亀山市にお邪魔しました。日本武尊が東征からの帰り、能褒野(のぼの)<三重県亀山市>に倒れ、白鳥となって天に舞い上がり、故郷である琴弾原(御所市冨田)に一旦舞い降りたあと、再び旧市(ふるいち)<大阪府羽曳野市古市>に向かって、そこから天に昇ったという、古事記や日本書紀に記されている伝説です。平成11年からこのような市民間の交流が続いており、御所市でも2年後、交流団を受け入れる予定です。元宝塚歌劇団等のプロの役者と市民が一体となったミュージカル「TAKERU」を観劇しましたが、クオリティの高さに驚かされると同時に素晴らしい脚本と演出に感動しました。古代悠久のロマンが取りなすこのご縁を大切に、市民間交流を今後も続けていきたいと思います。
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2014年11月19日

御所実ラグビー花園へ

 
 
 御所実業高校ラグビー部が、全国高校ラグビー大会奈良県予選で昨年のリベンジを果たし、見事、花園への切符を手にしました。天理高校との決勝戦を観戦しましたが、まさに息詰まる攻防。どちらが勝ってもおかしくないレベルの高い歴史に残る名勝負でした。特に後半ロスタイムからの天理の猛攻を、神がかりの集中力でしのぎきったディフェンスは、見ている者の気持ちを熱くさせ、感動を与えてくれました。この試合で、また大きく成長した御所実ラグビー。全国制覇に向け、花園での活躍が今から楽しみです。

 10月から11月にかけ、4週連続で上京しました。奈良県と共に各省庁への陳情活動が主な目的です。国では地域創生の動きが活発で、今回設定される地方創生交付金についても地方の自主性、やる気が配分の基準になるようです。御所市でも立ち上げた「御所市イノベーション戦略会議」を中心に、特にテーマとしている「雇用・子育て・教育・観光・農業・健康」についてしっかりと進めていきたいと考えています。
 
 同時に、国の「まち・ひと・しごと創生本部」では人口問題を大きな課題としています。50年後に日本の総人口1億人を目標に、目指すべき出生率を1.8と掲げています。奈良県は全国平均よりかなり低く1.31といった現状です。しかし、全国的には未婚者の結婚希望割合は9割程度で、夫婦の理想とする子ども数は2.42と言われています。要は結婚して子どもをもうけることの出来る社会づくりが必要となっているのです。 
 実現には、出生率が低くなってしまっている都市部への人口集中を避ける意味においても、地方での雇用を確保すること、子育てをしやすい環境を整備することが肝心になっています。
 
 ただ、私は人口問題を考える上で数の理論に特化することへ多少の不安も感じています。国力や地方の力として、人口が根幹となっていることは理解できますが、「量」と同時に「質」についてもしっかりと考えなければなりません。現実的に一定の所得を確保しなければ子育ても難しいでしょうし、貧困の連鎖が続くようでは結局、人口減の歯止めも困難になってきます。「量」と「質」の両方をしっかりと議論する必要を感じています。
 人口増という「量」の確保と同時に、いかに生活の「質」を向上させるか、市民生活に密接に関わるわれわれ基礎自治体に課せられた課題であると思っています。

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2014年11月05日

イノベーション戦略会議

 
 新しい会議体「御所市イノベーション戦略会議」を立ち上げました。私が議長、副市長が副議長、担当部長と事務局、そしてさまざまな部局から係長級以下の職員10名で組織されています。
 目的は「2040年に持続可能な自立した地方都市」を目指し、そのための戦略を具体的に策定することにあります。人口統計による消滅可能郡市の話題から、全国の自治体でこの様な動きが活発になっていますが、本市としての独自のコンセプトに基づき、あらゆるデータを分析しながら目標をしっかりと掲げていきたいと思います。「雇用・子育て・教育・観光・農業・健康」をテーマに大胆で活発な議論を展開していきます。
 多くの自治体にとって、地域の将来を戦略的に考えるということは、行政の当たり前の基本的な業務として進めてきたでしょうが、5年間、財政再建という旗印を大きくかざし新しい事業をほとんど展開してこなかった御所市にとっては、発想の転換も含めて、なかなか慣れない難しい作業かも知れません。セクト意識を払拭し、職員、議会、市民と問題を共有できるように指示しました。同時に、これから矢継ぎ早に発信される地方創生のさまざまなメニューにしっかりと対応し、国や県に対して戦略的かつ主体的に事業を発信していく事が大切です。提案されて選択された御所市オリジナルのアイデアは、私が責任を持って県や国に訴えていきたいと思います。

 東京で開催された奈良県観光キャンペーンに参加しました。今回は、特に出版社に御所の魅力をPRし、旅行本や雑誌、業界紙で御所の魅力を発信してもらうことが狙いです。最近、首都圏からの、一線を退かれたみなさんによる来訪(観光)が徐々に増えています。「京都」のような煌びやかな所ではなく、御所市のように土の臭いのする、精神性に訴えるような観光が見直されているように感じています。
 少しアカデミックなみなさんが神話の世界に思いを馳せ、自らの歴史観で御所市を訪れるということが多いように思います。多くの専門家の方々と話しをするなかで、まだまだ御所市の観光には可能性が大きいことを改めて知らされました。261105photo2.gif261105photo1.gif

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2014年11月04日

平成27年度予算編成方針

  
 本日、平成27年度の予算編成方針を発表しました。平成25年度決算では、残念ながら経常収支比率が101.3%と対前年比で一気に5ポイント以上悪化し、県内で最悪の状態になってしまいました。平成25年度は退職者の人件費が一時的に大きく膨れ上がったこともありましたが、市税収入が大幅に落ち込み、ここ数年は回復見込みも難しい現状で、現段階で平成26年度、27年度の収支についてもさらに厳しい状況が予想されます。
 ここ数年の財政運営次第では財政再建以前に陥るぎりぎりの状況であり、まさに踏ん張りどころです。平成27年度の目標は経常収支比率100%を下回る率としています。しかし「前向きの事業展開」と「経費削減による財政体質の改善」の2つの対照的な作業を同時に進めなければなりません。新しい事業展開イコール「財源探究を積極的に行う」ことに、今こそ真剣に取り組まなければなりません。各課ごとにしっかりと予算編成方針を確認して、責任ある予算要求を行うように指示しました。

 11月3日、今住にある国見神社でトンボ祭りという新しい秋祭りが開催されました。国見神社は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が主祭神であり、この瓊瓊杵尊は天照大神の命により天孫降臨された神で、神武天皇の曾祖父にあたります。神武天皇が国見山で(諸説ありますが)国見をされた際、「ああなんと素晴らしい国を得たことか、狭い国ではあるが秋津(トンボのこと)が交尾をしているようだ」と仰せられ、このことから秋津洲という日本最初の国号ができたと日本書紀に記されています。今回、今住区のみなさんがこの伝承を伝えようと「トンボの舞」を考案されました。まさに日本中に胸を張って自慢できる祭りです。当日は区のほとんどの方が参加し、大盛況でした。常々、私は祭りこそがまちづくりの基本であると考えています。老若男女それぞれの役割を果たしながら、地域コミュニティを確立する基本です。同時に、子ども達に地域の伝承を伝え、地元に対する誇りを成就させる大切なイベントでもあります。御所市の誇りがまたひとつ新たに生まれたことに感激をしました。

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 実はこの祭りが終わってから、偶然にも温かいエピソードも生まれました。帰ろうとした車が脱輪し、身動きが取れなくなってしまった時、近所にお住まいの御所実業高校ラグビー部の竹田監督が部員を引き連れて助けに来てくださいました。御所実ラグビー部は、いつも必勝祈願に国見神社にお詣りしているそうです。これから始まるラグビーシーズンの活躍に瓊瓊杵尊のご加護がありますように。

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2014年10月28日

秋の葛城山

  
 秋の葛城山は、つつじの時期に次ぐベストシーズンです。先日、絶好の登山日和に登ってきました。山頂付近には秋の草花が咲き乱れ、ススキも秋風に揺れています。今まで知らなかった、隠れた絶景ポイントも見ることが出来ました。パラグライダーの御所側の滑走路で、山頂からダイヤモンドトレールを金剛山側に10分ほど歩いたところにあります。眼下に楢原地区が広がり、御所市全体が手に取るように見ることが出来ます。機会があれば、ぜひお立ち寄り下さい。

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 一方、残念なことに、最近、貴重な山草が無残に掘り返され持ち帰られたり、天然記念物のギフチョウが違法に捕獲されるなど、心ないハイカーもいるようです。今後、御所市の大切な財産である葛城山の自然を守るため、過料を含めた条例制定を進めていこうと思います。

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 先日、東京出張の際に「奈良まほろば館」に立ち寄りました。奈良県の観光情報発信や物産のアンテナショップなど、奈良の魅力を首都圏でアピールする拠点となっています。日本橋のすぐそば、三越百貨店の向いに位置し、多くの方が訪れる日本でも最高の立地条件です。
 「御所市としてこれを利用しない手はない」と、早速、来年度の「御所市フェア」開催にむけ、準備に取りかかりました。大切なのは、他に類を見ない好条件のアンテナショップで、御所市の魅力や物産を発信し、しっかりとリピートに結びつけ、御所市と東京の消費者をダイレクトに結びつけることだと思います。最近、特に首都圏で、奈良市や法隆寺、明日香、吉野を既に経験した首都圏の方々の中で密かなブームとなっている古代葛城の魅力や、今まであまり知られていない御所市の魅力をしっかりとPRしたいと考えています。
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 平成27年度から、教育委員会制度が大きく見直されます。@教育委員長と教育長を一本化した新「教育長」の設置 A教育長へのチェック機能の強化と会議の透明化 B「総合教育会議」の設置 C教育に関する「大綱」を首長が策定 等、責任の所在を明確にし、教育委員会を活性させ、首長が今まで以上に連携を密にしてさまざまな事案に迅速に対応できるようになっています。
 御所市では小中学校の規模適正化という大きな問題も、この新しい教育委員会制度の中で対応していくことになります。もちろん、私は専門的な教育カリキュラムや、個人的な思想を議論するつもりはありませんが、御所市の子ども達の「故郷を誇りに思う気持ち」にはこだわりを持ち続けたいと思います。

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2014年10月10日

ファシリティマネジメント勉強会

  
 ファシリティマネジメント(FM)とは、土地・建物・施設といったファシリティを対象として、経営的な視点から設備投資や管理運営を行うことにより、施設に係る経費の最小化や施設効用の最大化を図ろうとする活動のことをいいます。民間では当たり前に行われていますが、最近やっと行政もその重要性を認識し始めました。本市も遅まきながら、今年度から公的施設の洗い直しをスタートさせています。今般、その先進地である神奈川県秦野市から講師を迎え、職員を対象に勉強会を実施しました。参加者は全員、その重要性と危機感を共有したようでした。
ポイントは、
1)御所市の市民1人あたりの公共施設の面積が極端に広すぎる。
2)生産人口が減少していくなかでその維持管理費が年々大きな財政負担となる。
3)長寿命化よりも複合化等の手法で施設面積を減らすことが重要である。
4)何よりも将来に負担を先送りしてはならない。
5)市民理解のもと全庁を挙げて取り組む必要がある。
等々です。
 これから数年をかけて、しっかりと取り組まなければならない重要な課題であることに間違いありません。

 10月はさまざまなイベントが目白押しにも係わらず、相次ぐ台風の襲来が悪い影響を与えています。ふれあい体育祭を始め、各地の祭りにも大きな影響を与えました。準備に労力を費やしながら、開催できなかった行事については残念でなりません。しかし、自然が相手ではどうしようもなく、イベントの安全性が最優先されるのは当然のこととあきらめるしかありません。この時期の台風は短い時間で猛烈な風が吹き荒れるのが特徴です。万全の備えと、安全を確保しながらの早めの避難が大切です。どうか、台風情報にはくれぐれもご注意ください。


posted by 東川 裕 at 16:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月30日

長寿者訪問

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 毎年恒例の長寿者慰問で、市内100歳以上の方々にお会いしました。現在、御所市内で100歳以上の方は44人。うち男性は3人、最高齢は107歳のおばあさんです。
 2日かけて40人の方々とお会いすることができました。うっすらとお化粧をして、おしゃれな洋服で待ってくださっている方、大きな声で戦争体験のお話や、昔の苦労話を教えてくださる方、なかには大きな声で伊勢音頭をご披露してくださる方もいて、毎年のことながら、私がしっかりと元気をいただいた気持ちになりました。
 なかでも、以前新聞で紹介されました亀谷音一さんは大正3年生まれの100歳。グラウンド・ゴルフの腕前は県でもトップクラス。昨年は県代表で全国大会にも出場されています。「人を愛する気持ち、人に愛される気持ち、人生は楽しく生きさせてもらう」がモットーで、若い人と喋っているかと錯覚するぐらい普通に会話もされます。山仕事で鍛えた足腰は未だに衰えを知らず、失礼ながら肩を組んで記念写真を撮らせていただきました。

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 私の倍近く人生を経験されている先輩達が、こうしてお元気で過ごされていることは、それだけで嬉しい気持ちになります。それぞれの方がお話になるお言葉ひとつひとつに重みを感じずにいられませんでした。
 元気な方々の共通点は、よく喋る、しっかり食事をされている、適度な運動をされている、そして何より明るく陽気で見るからに人生を楽しんでいらっしゃるということ。高齢化が進むなか、このように元気で明るいお年寄りは、理想の存在だと感じています。

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2014年09月19日

まち・ひと・しごと創生本部

  
 「まち・ひと・しごと創生本部」が内閣総理大臣を本部長に設置され、県においても地方創生本部が設置されました。
 ここ数ヶ月、特に人口問題を中心に、このままでは日本の将来が危ぶまれるという危機感が高まり、そのために、いかに東京一極集中を回避するか、地方に雇用を確保し、女性が働きながら子育てをし易い環境を整えるかが議論されています。
 また、「アベノミクス」効果を全国津々浦々に行き渡せるためにも、地方の活性化がクローズアップされています。
これからは、地方独自のアイデアをいかに発信するかが大きなポイントとなります。
 このような全国的な動きは、先般、日本創成会議が発表した、人口推計(2040年に全国で896の市区町村が消滅する可能性があり、御所市も消滅可能郡市に指摘)が引き金となっています。現在、御所市の人口推計についてもさまざまなデータを分析していますが、どれを見ても、御所市の将来は、非常に厳しい状態であるのは紛れもない事実です。
 私は今回の議論を機に、将来、御所市が持続可能な自立した地方都市として生き残れるよう、さまざまな施策を打ち立てる「会議体」を作りたいと考えています。
 まだまだ私案ではありますが、総合計画とは別に、定住人口や交流人口、15歳未満の人口、20〜39歳の女性人口、出生率等を意識しながら、御所市の将来像を、市民のみなさんと共有できるようにしたいと考えています。
 雇用、子育て、教育、観光、農業、健康等がキーワードになると思いますが、来年度から実働できるように、まずは、他市とは違う御所独自のオリジナルのコンセプトをしっかりと検討する作業から進めるつもりです。

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2014年09月01日

コミュニティカフェ開店

  
 新地商店街の一角にコミュニティカフェがオープンしました。毎週金曜日、10時から15時の間、畿央大学の学生さん達が常駐し、くつろぎの場所を提供してくれます。特に高齢者の方々に、外出しておしゃべりや他者と交流し、健康で楽しいひとときを過ごしていただくことが目的です。楽しいイベントのほか、健康アドバイスの時間も設けられており、無料で簡単な飲み物の提供もあります。お誘い合わせの上、ぜひお気軽にお立ち寄り下さい。

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 昨年に引き続き、「算学修行えんのおづぬ杯」にチャレンジしました。昨年のリベンジをと意気込んで参加しましたが、全く歯が立たず、悔しい結果に終わってしまいました。特に応用問題では、今回、堺屋太一先生が考案された問題も含まれており、全て御所市にちなんだおもしろい内容でした。かなりレベルの高い参加者もいらっしゃいましたが、みなさん学生時代の心地よい緊張感を味わうことが出来たようです。このような算数の検定試験は全国でもめずらしく、今回は小学生の部119人、大人の部82人の参加があり、年々盛り上がりを見せています。みなさんも一度チャレンジされてみてはいかがでしょう。

 平成25年度決算の経常収支比率が悪化し、101.3%となりました。経常収支比率とは財政の弾力性を判断する指数で、100%を上回ると経常的経費(人件費・扶助費・公債費など)経常費がその収入を上回っており、いくら黒字を計上しても財政が硬直状態にある事を意味します。本市は26年度の目標値を95%としていますが、残念ながらその数値とは大きくかけ離れた結果となりました。要因は、市税の減少、普通交付税の減、一時的な定年退職者の増による退職金、物件費、扶助費の増などが挙げられます。平成26年度も厳しい結果が予想され、ここ数年がまさに正念場ですが、このままでは再び財政上の負のスパイラルに陥る最悪の事態も考えられます。改めて経常収支比率95%の目標値を見つめ直し、更なる節約、事業の精査と財源探求が今まで以上に重要になってきます。新しい内閣で発足される「まち・ひと・しごと創生本部」では今までにない地方への交付金を創設する動きが出ています。しっかりと情報をキャッチして財源探求に努めなければなりません。

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2014年08月14日

台風11号

 
 8月9日、10日に台風11号が襲来しました。9日の午前8時10分に災害対策本部を立ち上げ、80名体制で警戒に当たり、夜には145名体制に増員。10日の15時過ぎに警報が解除されるまで夜を徹しての作業となりました。幸い、市内では大きな被害はありませんでしたが、全国の広い範囲で大きな傷跡を残しました。
 警戒中に奈良地方気象台に問い合わせると、三重県に出されたように、奈良県にも特別警報が出される可能性もあるとのこと。本部では「避難準備情報」を発令するかどうか議論しました。結局、市内全小中学校の体育館を避難所として準備し、土砂災害や川の氾濫の可能性が高い地域を重点的に広報車で警戒を呼びかけることにしました。自治体が出す避難情報には、「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」の3つがあり、その他に住民の皆さんが自主的に避難される「自主避難」があります。
 9月号の「広報御所」に詳細が記載されますので、ぜひご一読頂きたいと思います。また、避難勧告や指示が出た場合でも、状況によっては避難場所まで移動すること自体に危険が生じる場合も想定され、その時々の状況に応じた冷静な判断が求められます。災害から身を守るためには、日頃から災害に対する備えをしておくこと、危険を感じたら状況を確認しながら早めに避難することが重要であり、そのためにもしっかりと情報を収集することが大切です。

 御所市の国民健康保険事業特別会計の平成25年度の決算内容が明らかになりました。約1億円の基金を取り崩しましたが、単年度で約7,000万円の赤字、累積で約3億5,000万円の赤字となりました。県内12市の中で赤字を抱えているのは唯一本市だけです。また、一人当りの医療費は約34万6,000円と最も高額であり、被保険者数(国民健康保険加入者)は9千人余りと最少です。要は年々増加する医療費を少ない加入者で負担しなければならないという厳しい状況です。医療費抑制は本市の大きな課題となっています。高齢化率の高い自治体として、健康長寿の観点からも市民の皆さんのご理解が欠かせません。幸い、ご協力により国民健康保険税の収納率は上昇し、また、医療費抑制のためにも重要な、特定健診受診率や特定保健指導終了率は県内12市で最も高くなりましたが、結果が出るにはまだ時間を要します。いずれにしても、保険税率改正の議論は避けて通れない状況です。国民健康保険の県内統一の動きも出ていることから、国や県の状況を見つめつつ慎重に進めて参ります。

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2014年08月01日

リニア新幹線

 
「『奈良県にリニアを!』の会」の世話人として、県内34市町村議会で決議された決議書を荒井知事に提出しました。@東京−大阪間の同時開通 A三重−奈良ルートを堅持し日本の大動脈を二重化 B大和郡山市に中間駅の候補地を が要点になっています。リニア新幹線は、2027年に東京(品川)−名古屋間を先行開業すべく、この秋にも着工がスタートします。大阪への延伸は更に18年後の2045年に予定されています。この18年のタイムラグは特に日本の経済バランスを大きく崩し、東京一極集中を更に加速させることに繋がると考えられます。また、大災害の際の既存新幹線に代わる代替手段として三重、奈良、大阪ルートが適切です。県内駅の候補地については、現在、奈良市、生駒市も候補として手を挙げておられますが、私は、交通結節点の利便性や、紀伊半島全域へのアクセス等を考えて、大和郡山市がベストだと考えています。さらには、県土の均衡発展を考える上でも、設計上可能な限り南に設置すべきという考えです。また、リニアの駅設置を機に、今まで「北高南低」と言われてきた奈良県のグランドデザインを改めて考える大きなチャンスだとも思います。最終的にはJR東海が駅の場所を決定されるわけですが、3市が候補地に挙がっていることは決して県内対立ではなく、県全体としての盛り上がりの証だと理解しています。

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 奈良県の企業立地セミナーが帝国ホテル大阪で開催されました。330人が参加される盛況ぶりで、セミナーでは、御所市にも工場がある東洋アルミニウム株式会社の今須代表取締役会長がご講演され、知事からは県の企業立地環境や新規事業展開への支援策などが説明されました。その後、私も御所市の企業誘致への取り組みを「車で、鉄道で、京阪神、さらに世界が身近に」と題してプレゼンテーションさせて頂きました。今須会長や荒井知事のお話の中にも、御所市の話題が多く含まれていたこともあり、後の交流レセプションでは予想をはるかに超える数の関係者の方々と名刺交換させて頂き、あっという間にポケットが名刺で一杯になりました。京奈和自動車道御所インター近くの産業集積地は、しばらく先からの分譲開始になりますが、少なからず嬉しい手応えを感じることが出来ました。これからも、あらゆる機会を通じてトップセールスに励みたいと思います。

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2014年07月23日

陳情上京

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 荒井奈良県知事に同行して、県要望の陳情のため上京しました。国土交通省、総務省、内閣府等を廻り、奈良県の懸案事項について説明し要望書を提出しました。今回は、京奈和自動車道の早期開通、国道168号、169号の整備促進、リニア新幹線の早期開業、治水対策、消防広域化への財政支援等々、いずれも奈良県にとって重要な課題ばかりでした。その中で、官僚のみなさんが異口同音に仰ったのは、これからは人口減少対策や地域活性化に取り組む「地方版アベノミクス」が国会の議論の中心になり、次の臨時国会は地方創生のための関連法案が多数提出されるということでした。以前に日本創世会議や総務省が発表した人口推移の統計が、非常にセンセーショナルであり、国の根幹に関わる問題として捉えられています。東京一極集中を回避し、地方にしっかりと雇用を生み出し、それぞれに特徴を持たせた地域づくりを促す動きが活発になってくることが予想されます。御所市にとっても有利な交付金や補助金のメニューも考えられることから、しっかりと動向を注視したいと思います。

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 御所実業高校ラグビー部がまた快挙です。「第一回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会」で見事、準優勝を果たしました。7人制ラグビーは2016年のリオデジャネイロオリンピックから正式種目に採用されることが決まっています。毎年、花園で開催される全国大会での活躍はもちろんのこと、オリンピックでの7人制ラグビーでの活躍にも期待が膨らみます。
 その御所実業高校ラグビー部が毎年主催する「ラグビーフェスティバル」が朝町の市民運動公園グランドで7月19日から26日までの8日間、花園常連の強豪校を中心に関東から九州まで26校の高校が集い開催されています。「御所詣で」と呼ばれ、ミニゲームを繰返しながら、竹田監督をはじめ優秀な指導者の指導を仰ぐことで、高い技術力を習得し一回り大きく成長して帰っていきます。今年は市民のボランティアの方々もおもてなしで協力されています。私も見学させて頂きましたが、高校生のラグビーに対するひたむきな姿勢と礼儀正しい態度に、猛暑の中でも爽やかな気分にさせてくれました。これだけの強豪校が一同に会する機会は他にありません。みなさんも一度、覗かれてみてはどうでしょうか。

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2014年07月09日

芳本元市長がご逝去されました

 

 第4代御所市長 芳本甚二氏が7月5日にお亡くなりになりました。享年94歳でした。ご家族のご希望でマスコミ等には公表せず、近しい人のみでの告別式が行われました。氏は昭和53年10月に御所市長に就任以来、平成8年5月に退任するまで、17年間7ヶ月の長きにわたり市長を務められ「和のある街づくり」を政治の基本として、豊富な経験と卓越した見識をもって御所市の発展に大きく貢献されました。義務教育施設や社会教育施設の整備、同和対策事業の推進、社会資本の充実、福祉対策等々、その功績は多方面にわたり、今の御所市の基盤を創られたと言っても過言ではありません。いわゆる親分肌で誰に対しても面倒見が良く、温厚でありながら信念を貫く姿勢は多くの方々に尊敬されていました。お亡くなりになる3日前にお見舞いに伺った際に、目をしっかりと見開き、私の手を信じられないぐらい強い力で握られたお姿は生涯忘れられません。氏の志に恥じることのないように、私自身もしっかりと頑張らなければならないと強く感じました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 合掌

 前回の御所小学校に続き、秋津小学校で「ふれあいスクールミーティング」を行いました。今回は5、6年生46名が対象です。前回と同様、行政の簡単な仕組み、小学校区の素晴らしさを話し、誇りと夢を持つことの大切さを私なりに精一杯伝えました。特に「秋津」という名前の由来や素晴らしさに興味を持ってもらえたようで、子ども達は最後まで真剣に耳を傾けてくれました。子どもの目線で捉えた、純粋な質問や具体的な要望も多く出され、子ども達と少しでも自らのまちのことを考える時間を共有できたことに、私も大変充実した時間を過ごせたと感謝しています。

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2014年06月30日

6月議会が終わりました

 
 各種条例の制定や一般会計補正予算、行政委員の選任同意など、多数の重要案件が慎重に審議され、6月議会が終了しました。特に「御所市学校規模適正化推進会議条例」の制定については、多くの時間を費やし、委員会付託を経て原案を修正する形で承認されました。
 それだけ御所市にとって大きな問題であり、議員の皆様方からもさまざまな意見が出されました。今後は、この会議で慎重に審議いただき、議会や市民のみなさんにも報告しながら慎重に進め、一年後には概要をお示ししたいと考えています。

 6月27日、御所小学校で「ふれあいスクールミーティング」を実施しました。子ども達にもっと御所市や市政に関心を持ってもらうこと、生まれ育った御所市を誇りに思い、故郷を愛する心を育んでもらうことを目的に市内各小学校を回ります。

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 今回は御所小学校6年生53人が対象でした。1時間、みんな真剣に私の話を聞いてくれ、レベルの高い提案や質問もたくさん出してくれました。もっとも伝えたかったことは、御所市に対してだけではなく、それぞれの家族や友達、学校や地域、そして何よりも自分自身に、誇りと夢を持って欲しい。誇りと夢を持つに値する素晴らしい環境なんだということです。子ども達の真剣で純粋な眼差しは、話す者をついつい熱くさせてくれます。私は、これからも市長という立場で、御所市の宝である子ども達にしっかりと伝え続けたいと思っています。

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 以前にも書きましたが、日本創世会議が2040年の人口推計を5月8日に発表しました。奈良県内26市町村が「消滅可能郡市」とされ、御所市もその中に入っています。2010年から2040年の間に、出産の中心になる20〜39歳の女性が本市で65.3%減少するというショッキングなものでした。
 また、6月25日には総務省が住民基本台帳に基づく人口動態調査の結果を発表しました。日本の人口は5年連続の減少で少子高齢化が深刻化していることがマスコミで取り上げられました。
 一方で、東洋経済新報社が発表した全国の市を対象にした「住みやすさランキング」で、意外にも御所市は県内で生駒市、香芝市に次いで3位(全国で257位)に入っています。安心度、利便度、快適度、富裕度、住居水準充実度の総合評価の結果で、病床数や保育所定員数等の安心度や利便度、快適度が高かったようです。
 要は、工夫次第で人口減のスピードを緩める「伸びしろ」や可能性を持っていると考えることが出来ます。現状では、本市はまさに人口減、少子高齢化が著しく、日本の人口問題の縮図のような自治体です。先月、奈良県内各市の人口動向や平均年齢、年少人口割合や老年人口割合を、グラフにして職員に示しました。御所市にとって非常に厳しい内容です。ここ数ヶ月、今更ながらという感じもしますが、特にこの「人口問題」が日本の将来を考える上で大きな話題となっています。この問題は、全てのセクションに直結した行政運営の根幹を成すものです。我々が考えなければならないことは大きく2つ。人口減少の幅を出来るだけ少なくする施策を実施すること。現実的な人口推計を直視してそれに合わせた政策を展開すること。これからは、特にこのことを強く意識しながら行政運営をしなければならないと感じています。

posted by 東川 裕 at 15:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月12日

梅雨らしい日が続いています

 
 関東や北日本では、記録的な雨量によりさまざまな災害が続いています。御所市にとっても他人事ではありません。梅雨の時期から台風シーズンにかけて、豪雨災害等が発生する心配は続きます。特に最近は、過去に例がないような局地的な豪雨が頻繁に発生し、本市でも警報が出る度に河川の氾濫や土砂災害等に備えなければなりません。
 県の防災基本計画が見直され、本市でもそれに基づき防災計画の見直し作業を進めています。今回の特色は「避難」を重要視しているところです。避難勧告や避難指示が出されている場合はもちろんのこと、少しでも危険を感じたら、自主的に安全を確保することが大切です。普段から家族で相談し、いざという時のための心がけ、備えを万全にしてください。
 また、この度、旧葛城南小学校跡地(大字鴨神)に「御所市防災センター」が完成しました。葛城地区は、特に防災意識が高く、先進的に、活発に自主防災組織を運営されています。そんな地元の方や消防関係者のみなさんのご協力をいただきながら、少しでも多くの市民の方々が防災意識を高め、是非、それぞれの自治会単位で自主防災組織を結成していただきたいと願っています。

 6月議会が始まりました。補正予算関係をはじめ、さまざまな重要案件が議論されますが、その中でも注目されているのが、御所市学校規模適正化推進会議の設置についてです。
 6月号の「広報御所」でもお伝えしましたが、児童生徒数の急激な減少、社会情勢の変化に対応し、子ども達のより良い教育環境を整備するために、市立の小・中学校の適正規模及び適正配置の検討に入ります。会議においては本年度、平成26年1月に受けた御所市学校規模適正化審議会の答申に基づき、学校の適正規模及び適正配置について、具体的には学校の望ましい適正規模について、また学校の統合を含めた適正配置について、検討を行い、議論を進めていく予定です。
 全市を包括的に捉えて行うこの問題は、御所市の長い歴史の中でも類を見ない、大きな問題だと捉えています。現在、6月30日までの期間、学校規模適正化に関する意見募集を行っています。電子メール、ファックス、郵便、持参等でご提出いただけます。ぜひご意見をお寄せ下さい。
(詳しくは御所市ホームページをご覧ください。)

posted by 東川 裕 at 20:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月02日

平成25年度出納閉鎖

 
 5月30日の出納閉鎖に伴い、平成25年度の決算の概要が明らかになりました。一般会計で約860万円の単年度黒字で実質収支は約5億6千7百万円となり、なんとか単年度黒字を維持することができました。しかし、国民健康保険特別会計は実質収支の赤字が約3億5千3百万円にまで膨れ上がっており、さらなる赤字額の拡大が予想されます。一般会計も計画より黒字幅はやや縮小しており、まだまだ厳しい財政状況が続くことには変わりありません。
 これまでの御所市財政が繰り返してきた、いったんは持ち直すものの、さまざまな要因により再び悪化するという、負のスパイラルにまたぞろ落ち込むのか、まさに本年度が正念場だと思います。進めざるを得ない事業を多く抱える中で、さまざまな経費削減や財源探求が今まで以上に必要になってきます。ある職員が「41年間も赤字を計上しながら行政運営を続けてきたことは凄い。それだけ必死に節約を徹底し貪欲に財源探求をしていた」と話していました。財政健全化の上にあぐらをかき、先輩たちが厳しい財政運営の中で繰り返してきた、積極的な経費削減や補助金・交付金などの財源探究の習慣を失ってしまっては、今後の御所市は成り立たないことを改めて実感しています。

 先日、日本創生会議の人口減少問題検討分科会がショッキングな人口推計を発表しました。このまま大都市圏への人口移動が収束しなければ、県内で26市町村が消滅可能性郡市だというのです。御所市もその中に入っています。この流れは全国的な動きであり、東京都内でも指摘されています。
 やや極端な推計だと思いますが、少子高齢化の動きが想像以上に進んでいくのは間違いありません。人口問題は、市町村にとって最も重要な課題の一つです。特効薬はありません。若い世代の流入策、子どもを産みやすい環境づくり、子育て支援、健康長寿の福祉政策、住みやすい環境、雇用等々、行政の力を結集させて対策を講じなければなりません。
 その中で、御所市にとって明るい話題は、京奈和自動車道御所インター周辺の産業集積地造成事業です。地元地権者のみなさまの大きなご協力のもと、奈良県で事業化が決定しました。まだまだ、調整の必要もありますが、開発規模10ヘクタール、分譲規模7ヘクタールの大規模な奈良県の肝入り事業の一つです。県の課題でもある、御所市を含む県南部の雇用の創出を目的としています。今後は奈良県とともに造成事業と企業誘致の作業を並行して進めなければなりません。その他数々の人口問題対策と同時に、積極的に進めてまいります。

posted by 東川 裕 at 17:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月02日

新緑が綺麗な季節になりました

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 これからが、御所市の美しさが最も映える季節です。市役所の3階から眺める金剛山、葛城山、二上山の稜線は私の大好きな景色で、この山並みを見ていると心が落ち着くのは私だけではないと思います。そのひとつ、「金剛山」というタイトルの歌が出来上がり、作詞作曲の炭谷さんと歌手のあずまりかさんが市役所をご訪問下さいました。炭谷さんは金剛山の向こう側、河南町の方で、日本で2番目の登山客数を誇る金剛山をもっとPRしようと金剛山にゆかりのある大阪側と奈良側の市町村を訪問されています。舞台衣装で登場されたあずまりかさんには、驚かされましたが、奈良県と同じく海がない県である栃木県在住のあずまさんと話が弾み、この歌にかける意気込みが伝わってきました。ヒットをお祈りしています。

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 4月23日、奈良県市町村長サミットが川上村で開催されました。このサミットでは、さまざまな市町村のデータが提示されますが、今回、私が最も興味深かったのは、各市町村の定員・給与の状況です。先日の奈良新聞に県内市町村のラスパイレス指数が公表され、その中で御所市は高い位置で報道されました。これは国が「東日本大震災の復興財源確保のため、一時的に期限を切って国家公務員給与を7.8%削減し、それに見合う交付税を減額する」という通達の中で、多くの自治体がそれに従ったなかで、本市や生駒市、大和高田市等、既に計画的に独自で減額を実施しているところのラスパイレス指数は一時的に膨れあがった結果です。
 それよりも、特徴が顕著なのは部門別職員数の類似団体との比較です。本市は明らかに民生、衛生部門で超過しています。保育所数が多すぎること、ゴミ収集処理を単独直営で行っていることにより職員数が多いことが原因です。まさに、保育所幼稚園の統廃合に取りかかっているところであり、ゴミ処理も広域で処理しようと、合理化を進めているところです。このように、職員数のデータから、単に職員が多い、少ないだけではなく、保有施設の合理化や外部委託などのアウトソーシングの必要も顕著化してきます。今後もさまざまなデータをしっかりと分析し、市政運営にしっかりと活かしていきたいと考えています。

 しばらくすると「節電の夏」が始まります。奈良県の今年の節電目標は、平成22年対比で−10%です。昨年もみなさんのご協力で、目標値は達成されましたが、業務用、産業用に比べて家庭での節電がやや遅れている状況です。
 原子力発電所が全く稼働しない中、まだまだ厳しい状況は続きますが、「無理のない節電」「こまめな節電」にご協力をお願いします。しかしこれだけ火力発電に頼って、CO2対策は大丈夫なのか、価格が高騰している重油の供給は大丈夫なのか。エネルギー問題の難しさを痛感しています。

posted by 東川 裕 at 17:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月14日

ユネスコ世界記憶遺産登録にチャレンジ


 全国水平社創立宣言と関係資料を、ユネスコ世界記憶遺産に登録しようという運動が始まっています。「人の世に熱あれ、人間に光あれ」で締めくくられるこの宣言は、日本初の人権宣言であり、マイノリティ(社会的少数派・弱者)側から出した世界初の人権宣言として大きな意義を持っています。
 現在、その他に京都の東寺「百合文書」、舞鶴「引揚記念館所蔵品」、鹿児島の「知覧特攻遺書」が候補に挙がっています。人権のふるさととして御所市の名前を世界に発信するチャンスであり、この運動自体が、先人達の想いを誇りとして、新しい様々な人権問題に取り組んでいくきっかけになって欲しいと願っています。今後の展開に是非ご注目下さい。

 御所市からも多くの方が参加され、荒井知事の県政報告会が4月12日、大和高田市で開催されました。90分以上、知事から熱心に奈良県政の課題や今後の動きについて、様々なデータをもとに詳しく報告されました。今まで、「大阪や京都のベッドタウン」として発展してきたものの、いわゆるニュータウンがオールドタウンと化し、急激に活力を落としてきました。多くの指標が全国平均値を下回り、新しい奈良県の方向性が必要になっています。ただ、まだまだ潜在能力も秘められており、それらをどのように活かしていくかが課題です。一言で言えば「人・物・金」が県内で循環する環境づくりであり、経済の活性化だと思います。そのモデル的事業の一つが、京奈和自動車道御所インターチェンジ周辺の産業集積地形成事業です。いよいよ県の予算に計上され、事業化が決定されました。中南和からの通勤圏内で企業を誘致し産業振興と雇用の確保を目的に、開発面積約10ヘクタール、分譲面積約7ヘクタール、全体事業費約55億9千万円の大型プロジェクトです。平成29年から32年にかけて区画毎に分譲される予定です。御所市としてもしっかりと県と連携して、着実に進めていくつもりです。
 荒井知事は様々なデータを指標化し、各市町村にも提供されます。私たち首長は「成績表」と呼んでおり、県の中での市町村の様々な順位も明らかになるため、首長にとっては肩身の狭い思いをすることも多々あります。しかし、◯◯市には負けたくないと順位を上げる目標となりますし、それぞれの市町村の県の中での立ち位置が把握できることで、ピンポイントで政策や事業の展開に活かせるという大きなメリットがあります。今後もこの「成績表」を上手く活用し、政策に活かしていきたいと考えています。

posted by 東川 裕 at 17:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月08日

健康長寿


 奈良県は「県民健康寿命日本一」を目指して「なら健康長寿基本計画」を策定しています。健康寿命とは「日常的に介護を必要とせず、健康で自立した生活が出来る期間」のことで寿命から要介護期間を引いた年数と言えます。超高齢化が進み、医療費が年々増加する中で、行政としての大きな課題の一つだと思います。本市はその流れが特に顕著な自治体です。高齢化率が34%を超え、1人当りの医療費も県内でもトップクラス。国民健康保険の会計は県内12市で唯一赤字財政となっています。国保財政のためにも医療費の適正化は喫緊の課題ですが、それ以上に市民の皆さんの幸福の基本である健康について、元気で長生きするための施策を行政としてもしっかりと考えなければなりません。
 しかし、最も大切なのは市民一人ひとりの健康に対する意識です。残念ながら、御所市はその意識改革が最も必要な自治体と言わざるを得ません。御所市民の健康に対する意識を端的に申し上げますと、がん検診受診率が県内で最下位に近く、特に大腸がん検診の受診率は男女共ワースト2位。子宮がん、乳がんもワースト5に入っています。しかも、そのがんになって亡くなる方が多く、また、高血圧や男性の糖尿病有病率も高い傾向にあります。要介護認定率も高く、平均寿命も低いのが現状です。いかに、検診を受診し、早期治療に努めることが重要か一目瞭然です。
 「健康でいること自体が社会貢献の時代」と言われ始めた今、健康の基本は「とにかく歩くこと」とも言われています。各種検診を積極的に受診すること、出来るだけ車での移動から、徒歩や公共交通機関の移動に切り替えることから始めてみませんか。社会のため、もちろんそれ以上にご自身や家族のために、健康に対する意識を高め、病気の早期発見、早期治療に努めてください。


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 4月6日、葛城地域観光協議会主催のバスツアーが開催されました。葛城広域組合(大和高田市・御所市・香芝市・葛城市・広陵町)の中で広域で観光の連携を図りながら、地域の魅力を内外にPRし、活性化に繋げようとするもので、今回が第1回の試みとなりました。
 當麻寺・高田千本桜と馬見丘陵のチューリップを巡るバスツアーには抽選で選ばれた190名の方々が参加いただき、御所市からも多くの参加がありました。残念ながら肌寒い雨模様となりましたが、最終地の馬見丘陵公園では春の太陽も顔を覗かせ、今年から咲き誇った見事なチューリップとゴセンちゃんを初めとする4市1町のキャラクターが参加者を迎えてくれました。葛城地域には、全国に誇れる素晴らしい見所がまだまだ多く点在しています。一つの自治体で考えていた「観光」という財産を、この地域で連携させることで、その素晴らしさがより一層輝き、訪れる人にも魅力あるものになると思います。参加自治体と連携しながら、今後もこの企画を発展させていきたいと考えています。みなさんもぜひご参加ください。

 
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posted by 東川 裕 at 12:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月01日

平成26年度スタート


 今までとは全く違う新しいステージ、平成26年度がスタートしました。課題を端的にまとめると「財政規律を維持し強固な財政基盤を目指す」「第5次総合計画に基づいた新規事業の展開」この2つです。相反するようなこの2つの課題を同時に進めなければなりません。この重要な平成26年度の御所市役所のスローガンを「責任の貫徹」、「果敢な挑戦」としました。全ての職員がそれぞれのポジションでしっかりと判断し、責任を貫徹することが今まで以上に大切になってきます。最終責任者である私の判断までのプロセスを大切にしたいと思います。そのシステムをしっかりと確立させることで、初めて健全な行政運営が可能になると考えています。また、これからの御所市は今までに経験したことのない新しい事業を進めていかなければなりません。今までに経験のない目の前の業務に怯むことなく、それぞれがその課題を様々な角度から見つめ直し、工夫し、前向きに果敢にチャレンジしなければ何も動きません。同時に、各人が個人としても研鑽を重ね、レベルアップすることで市役所全体をレベルアップさせなければなりません。職場の環境を言い訳にしたり前例踏襲の仕事を繰り返すのではなく、新しい仕事の情報に敏感になり、前向きに果敢に挑戦することを繰り返すよう、指示しました。いずれにせよ、平成26年度は本市にとって、新しい御所市へ向かう重要な年度となります。皆様のさらなるご協力をお願いいたします。

 平岡卓選手の凱旋パレードが3月21日、大盛況に挙行されました。

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 肌寒い中にも関わらず、予想以上に多くの方々が市内はもちろんのこと、市外、県外から訪れてくださいました。中には東京や岐阜県、朝7時に大阪府堺市から来られた熱烈なファンもいらっしゃいました。改めて彼の人気の凄さを実感し、これからもしっかりと応援し続けたいと思いました。平岡君は、報告会をはじめさまざまな場面で、御所市に対する愛着と故郷に対する思いを語ってくれています。若くて世界で活躍するアスリートが、そのように感じてくれていることに心から感謝し、彼が育ったまちとしての誇りを感じました。

 
posted by 東川 裕 at 13:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする