2019年01月07日

「質」

 明けましておめでとうございます。輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。みなさまにとって、御所市にとってすばらしい一年となりますようお祈りいたします。

 4か月間の平成31年が幕を開けました。4月1日には新しい元号が発表され、5月には平成から新しい時代へと移り変わります。御所市は昨年、市制施行60周年を迎えました。昭和の30年、平成の30年を経験したことになります。次の30年で社会はどのように変化し、御所市はどんな姿を見せるのでしょうか。
 2008年から始まった、世界がかつて経験したことのない日本の急激な人口減少。2025年にはいわゆる団塊の世代が後期高齢者となり、更に加速していきます。それに備えるべく、政府はAI(人工知能)の技術研究と活用を推進し、高齢者だけではなく働く世代の社会保障にも目を向け、働き方改革や人を育てるという政策に舵を切っています。さまざまな分野で思い切った改革が行われ、今までの価値観では御所市が生き残れないのは確かです。
 新時代に向かう上で、新しい価値観として大切なキーワードは「量から質」だと考えています。御所市は、人口減少率や少子高齢化が日本の平均値の15年先を走っており、市税収入の減収が著しい本市にとって、これらの課題に真っ向から立ち向かい、何としても人口減少のスピードを少しでも遅らせる施策を講じなければなりません。ただ、日本全体の人口が減少する中で、いたずらに自治体間で住民の奪い合いを繰り返していては、本当の意味でのまちのアイデンティティーやブランド力が失われ、後世に遺恨を残すことになりかねないと思います。決してきれいごとで片づけようとは思いませんが、最近の過熱気味の量や数の議論には少なからず危機感を覚えます。
 今大切なのは、目の前の「量」の対応に安易に追われるのではなく、改めて一つひとつの「質」を向上させる原点に立ち返ることだと感じています。そのためにも、次の時代に必要な「手間・知恵・意味づけ」を大切にするように職員にも伝えました。

 来年2020年には東京オリンピックが開催され、2025年には大阪万博、早ければ2037年にはリニア新幹線が奈良に止まります。このような明るい話題に乗り遅れることのないよう、本市も次の30年に向かって進んでいきたいと思います。

posted by 東川 裕 at 17:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月27日

一年間ありがとうございました

 平成最後の年の瀬を迎えています。一年があっという間に過ぎ去りましたが、振り返ると、自然災害の多い年であり、改めて「防災・減災」の大切さを意識した年でもありました。本市にとっては市制施行60周年の節目の年であり、新たな御所市に歩を進めた年です。さまざまな大型懸案事業のプランニングに明け暮れたようにも感じます。来年から、少しずつではありますが着実に形としてお示ししなければなりません。
 平成31年は御所市にとって還暦の次の年。待ったなしで事業を推し進める年。大きく変化する社会情勢に敏感に反応しながら、御所らしいまちづくりを市民のみなさんと共に進めていきたいと思います。日本中が著しい少子高齢化、未経験の人口減に突入し、とかく数の議論が注目される中、本市は今こそ「質」にこだわる一年にしたいと思います。
 本年のみなさまのご協力に感謝申し上げ、新しい年がみなさまにとって、御所市にとって輝かしい年になりますことを心から祈念し、今年最後のブログとさせていただきます。
 一年間お世話になりました。ありがとうございました。

posted by 東川 裕 at 18:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月29日

平成最後の師走

 まもなく平成最後の師走を迎えます。来年は5月から平成に代わって新しい元号となり、10月には消費税増税が控えています。何かと慌ただしい一年になりそうです。

 スポーツ界ではラグビーワールドカップ2019日本大会が開催され、その次の年には2020年東京オリンピック・パラリンピック。そして2025年の大阪万博開催が決定しました。1970年の大阪万博の提案者であり、中心となって企画運営に当たられた御所市出身の堺屋太一先生も、先日「第4回はがきの名文コンクール」の表彰式に出席され、万博開催に伴う夢を熱く語って大変喜んでおられました。少年のように熱弁される先生の表情は、エキスポ'70を成功に導いた時を懐かしむように、若々しく楽しそうに活き活きされていました。

 高度経済成長期の終盤に開催された前回の万博テーマは「人類の進歩と調和」で、当時としては夢のような近未来製品が中心でしたが、7年後の万博テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」と医療や健康を意識した現実的なものとなっており、時代の流れを感じます。大阪万博と同時に日本初のIR(統合型リゾート)が大阪にできる可能性も高いでしょう。また2025年は、いわゆる「団塊の世代」が75歳に達し、本格的な超高齢社会がスタートする年でもあります。その時、御所市はどのような姿になっているでしょうか。多くの懸案事業も少しずつ形を見せているはずです。日本中、世界中からの人々が大阪の夢洲を訪れ、大阪メトロに乗り入れた近鉄けいはんな線を使い、また新しく開通予定の阪神高速大和川線を利用し、間違いなく多くの人々が奈良県にも御所市にも立ち寄られることでしょう。

 来年、元号が変わり、消費税が増税され、ラグビーワールドカップ、翌年にはオリンピック・パラリンピックが開催され、大阪万博が7年後にせまった今、単純にこれらの出来事を他人事として捉えるのではなく、その時々に社会がどう変化していくのか予測し、御所市としてそこにどんな課題があり、そのためには今何を準備しなければならないか、どんなチャンスが訪れるのか、あらゆる可能性を模索する時だと感じています。とかく「人口減」「少子化」などの負のイメージが蔓延していますが、世界的なイベントがすぐ近くで開催されるそんな時こそ、堺屋先生のように活き活きと夢を語ることを忘れてはならないと思います。

posted by 東川 裕 at 14:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月19日

市制施行60周年「GO!SAY!FES!」(ごせフェス)

 11月17日、子どもたちの強い願いが天気予報の雨マークを吹き飛ばし、晴天の下で「GO!SAY!FES!御所市60年の誕生祭」が葛城公園で盛大に開催されました。
 小学生たちはスクールや教室で練習したパフォーマンスを、中学生たちはこの日のために猛練習したプロのミュージシャンやダンサーとのセッション。どのステージも、彼らの「本気度」が観客に伝わってくる感動のステージでした。
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 子どもたちの気持ちにしっかりと応えようと、この日を迎えるまでイベント実行委員のみなさんが何度も打ち合わせを重ね、いいものをと真剣に追求し、準備に全力を尽くされました。当日は、本格的なステージで、自分たちの努力と練習の成果をたくさんの人々の前で披露するこのような機会は、めったにあるものではないでしょう。だからこそ、この日ステージに立った経験は、子どもたちにとって一生の宝になるに違いありません。
 パフォーマンスが終わり、子どもたちと今まで指導してきたプロのミュージシャン、先生、地域の方が抱き合って成功を喜んでおられた姿が非常に印象的に残っています。本番も含め、ここ数か月の間に彼らが今まで経験したことのない仲間との時間は、後の人生に少なからず影響を及ぼすものとなるでしょう。
 未来の御所市を主人公となって担う彼らのパワー、そして頼もしさに感動した一日でした。素晴らしいイベントを陰となって支えて下さったすべてのみなさんに心から御礼申し上げます。
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posted by 東川 裕 at 15:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月06日

予算編成

 本格的な新年度予算の編成作業が始まりました。
 予算編成は行政の最大の仕事であり、その時の自治体を体現するものです。本市は平成29年度で7億6,800万円の実質収支となりましたが、財政の弾力性を示す値である経常収支比率は103.6%と県内の市町村では最も悪い数値であり、決して楽観できるものではありません。70%が後に交付税で算入される過疎対策事業債の発行が認められ、若干事業を展開しやすくなったものの、公債費の増加や税収等の減少も予想されます。一方、5つの重点事業に代表されるように必ず進めなければならない大型事業も控えており、経費の削減に努めながらも、着実に事業を進めなければならないという非常に難しい局面に立たされています。
 私は、先日の予算編成会議において、積極的な予算要求を行うこと。補助金等の財源探求に努めること。民間活力の活用。そして、各課がしっかりとコミュニケーションをとることで関係課とも認識を共有し、各課長が高いマネージメント力と強い意志を持って予算要求をするように指示しました。
 これから国や県への陳情活動、庁内打ち合わせ、議会への説明等々、今年は特に慌ただしくなりそうです。

posted by 東川 裕 at 18:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする